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氷頭なます(ひずなます)

写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:岩手県農林水産部農業普及技術課

岩手県 / 郷土料理(岩手県)

農水省 うちの郷土料理

氷頭なます(ひずなます)

岩手県は、秋鮭の水揚げが本州トップクラス。特に津軽石川は宮古湾最奥部に注ぐ清流で、鮭の遡上する川として有名である。この地域で獲られる鮭の雄は、11月中旬~1月下旬に産卵の時期が近づくと口先が曲がり、「南部鼻曲がり鮭」と呼ばれる。江戸時代には南部藩の重要な財源で、昔から県民に親しまれており、現在は「県の魚」に制定されている。 「氷頭」は鮭の頭の軟骨のことで、平安時代前期に朝廷から出版された「延喜式」(926年)の中にも、氷頭が朝廷へ奉納されたという記述があるほど、古くから食されているものである。 「氷頭なます」は氷頭をなますにしたもので、正月料理に欠かせない酢のものである。一匹からわずかしかとれない貴重なもので、珍味として珍重されている。 鮭はエラ以外のすべてを食べることができる魚であり、鮭が豊富だった頃には丸ごと一匹購入し、各家庭でそれぞれの部位を使った料理をしていた。その食べ方の中でも「氷頭なます」は、海からの恵みを余すところなく食し、自然への敬意を感じ取ることができる一品。生鮭だけでなく、新巻鮭や塩鮭の頭も塩抜きして使うことができる。こりこりとした歯ごたえが特徴だ。

材料

人数5人分元のレシピ:5人分
  • 生鮭の頭2匹
  • 酢大さじ2
  • 大根100g
  • にんじん30g
  • 酢大さじ2
  • 砂糖大さじ1/2
  • 塩小さじ2/3

作り方 全4工程

  1. 生鮭の頭の鼻先をきれいに水洗いし、皮のついたまま包丁でそぎ落とす。

  2. 1を薄くスライスして、塩(分量外)でもみ、水洗いした後、酢に浸しておく。

  3. 大根とにんじんは千切りにして塩水につけてしんなりとさせる。

  4. 3を絞って水気をきり、2の氷頭と合わせて酢・砂糖・塩で和える。