
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
岩手県 / 郷土料理(岩手県)
さんまのすり身汁(さんまのすりみじる)
岩手県は、さんまの海面漁業の漁獲量が本州1位だ(農林水産省「令和2年漁業・養殖業生産統計」)。以前は、すり身はイワシで作り、サンマは塩焼きや塩炊きにして食べていたが、60年ほど前からさんまの漁獲量が増え、さんまをすり身にして汁物としても食するようになった。しかし近年は水揚げ量が減少傾向である。 「さんまのすり身汁」は新鮮なさんまのすり身を団子にして入れた汁もの料理。すり身に練りこんだ調味料とさんまの旨味が汁に溶け込んだ素朴な味わいである。 さんまをすり鉢でよくすることが、ふわっとした美味しいすり身にするコツ。三陸沿岸部では、さんまが出回る時期の定番家庭料理として広く愛されている。
材料
- さんま大2尾200g
- だいこん250g
- にんじん40g
- ねぎ30g
- 豆腐200g
- みそ50g
- 卵1個
- 塩小さじ1/2
- しょうゆ大さじ1
- 酒大さじ2
- 水1,800cc
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全6工程
さんまは皮をとり、三枚におろし、身の部分を細かくたたいてからすり鉢で粘りが出るまで、よくする。
よくすったら、みそ、卵、塩、しょうゆ、酒を入れて、良くなじむようにさらにすり混ぜる。
だいこん、にんじんは乱切り、ねぎは斜め切りに、豆腐は厚めの一口大に切る。
水を沸騰させた鍋に、2を20~30g程度のだんごにして入れる。すり身をだんごにするときは、スプーン等ですくうとつくりやすい。
15分程度煮て、すり身に練りこんだ調味料やさんまの旨みが溶け出してきたら、だいこんとにんじんを入れ軟らかくなったら、豆腐とねぎを入れて、ひと煮立ちしたら出来上がり。汁が薄かったら、みそをしょうゆでといて味を調える。
好みで、薬味にこうじなんばんを入れると生臭みが消え、辛みがあっておいしい。(こうじなんばんは、こうじ1:しょうゆ1:とうがらし1/2の割合でよく混ぜ、3か月以上ねかせてつくる)。※分量について:三陸地方では家族が少なくても、すり身汁は水1,800cc、サンマ2尾の分量でつくる(ことが多い)。





