
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
岩手県 / 郷土料理(岩手県)
きりせんしょ
「きりせんしょ」の名前の由来は、昔は山椒を刻んで浸した汁で粉を練ったことから「きりさんしょう」と呼ばれ、それが転じて「きりせんしょ」となったという説があるが、昭和初期にはすでに山椒は全く使われなくなった。 県央部の水田地帯を中心に昔から食されており、行事食として大切にされてきた。祝い事(特に桃の節句)で仏壇やひな壇に供えられ、昔は桃の節句のときに、女の子と母親が一緒に作ることも多かった。また、この地域では、昼食と夕食の間のおやつのことを「こびり(小昼)」と言い、農作業の合間に腹持ちのよい米粉、小麦粉、雑穀、豆類などの食材で作られたおやつがよく食べられていた。「きりせんしょ」もそのひとつ。 盛岡市、花巻市、紫波町、遠野市などで作られており、それぞれ地域により作り方が異なるが、米粉、くるみ、ゴマを使い、味つけが砂糖と醤油であることは共通している。砂糖は黒砂糖を使うことも多い。素朴な味が特徴。
材料
- うるち粉500g
- 水600cc
- 醤油30cc
- 砂糖200g
- 塩小さじ2
- 刻みくるみ大さじ3
- ゴマ大さじ1~2
- 黒砂糖50g
- 片栗粉適宜
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全6工程
大きめの鍋に、水・醤油・砂糖・塩を入れて火にかけしっかり沸騰させる。
1にうるち粉を入れてすぐに火を止め、へらで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。
2にゴマを入れて、手でよくこねる(100回程度)。こねるのは、熱いうちでもよいが、濡れ布巾をかけ生地を冷ましてからこねるとつくりやすく、こしがでる。
こねたものは、ちぎりやすいよう棒状にのばし24等分にしてだんご状に丸める。
だんごの真ん中に親指で穴をあけ、黒砂糖とくるみを入れて穴を閉じ、おにぎりを握るように俵形にする。きりせんしょの型に入れて形をつくり、上にくるみを乗せる。このとき手にくっつきやすいときは片栗粉を使う。
蒸し器にかけて中火で約10分蒸す。蒸しあがったら火を止め、すぐにきりせんしょの上から水(分量外)をかけると、生地が締まりつやが出る。





