
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:岩手県農林水産部農業普及技術課
岩手県 / 郷土料理(岩手県)
伝統餅料理(でんとうもちりょうり)
県南地域は比較的温暖な気候で古くから米の生産が中心であり、米が安定して栽培されていた。江戸時代、一関や平泉一帯を治めていた仙台藩の命により、毎月1日と15日に餅をついて神仏に供え、平安息災を祈るようになり、それが習慣となっていった。一関市では、「餅暦」によって季節の節目や行事ごとに年間60回以上も餅を食べる風習がある。また、武家では、冠婚葬祭時に「餅本膳」と呼ばれる儀礼食が食べられていた。祝儀にも、不祝儀にも「餅本膳」を食す伝統は一関地方ならでは。 「餅本膳」の席では、「おとり餅役」と呼ばれる仕切り役が口上を述べながら進行する。食べ方にも作法や決まりがあり、礼儀作法の「小笠原流」と、料理の家元「四条流」の流れをくんだものといわれている。 「餅本膳」の中には「雑煮」をはじめ「ずんだ」「じゅうね」などの食材を餅に絡めて食べる料理などがある。
材料
- 【あんこ餅】小豆、砂糖、塩
- 【えび餅】沼えび、酒、しょうゆ少々、油
- 【ずんだ餅】ゆでた枝豆、砂糖、塩、しょうゆ
- 【しょうが餅】干ししいたけ、にんじん、根しょうが、砂糖、しょうゆ、酒
- 【ふすべ餅】
- 鶏ひき肉(赤身)20g
- ごぼう200g
- しょうゆ大さじ3
- 酒大さじ2
- 油少々
- だし汁180~250cc
- とうがらし1本
- 【くるみ餅】くるみ、砂糖、塩
- 【じゅうね餅】じゅうね(えごま)、砂糖、しょうゆ、塩
- 【納豆餅】納豆、ねぎ、しょうゆまたは塩
- 【雑煮餅】だいこん、にんじん、ごぼう(細いささがき)、かまぼこ(不祝儀、油揚げ)、せり、季節の野菜(みつば、きぬさや、ほうれんそう)等
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全7工程
【あんこ餅】小豆は煮てつぶし、砂糖、塩で調味し、つきたての餅をちぎってあんをからめる。
【えび餅】えびは洗って水気をきり、油で炒めしょうゆと酒で味をつけ、つきたての餅をちぎり和える。
【ずんだ餅】ゆでた枝豆をすり鉢に入れてすりつぶし、砂糖、塩で味を調える。
【しょうが餅】しいたけ、にんじんをだし汁で煮て調味し、片栗粉を入れてとろみをつける。しょうがのしぼり汁を加える。
【ふすべ餅】ごぼうは皮つきのまますりおろし、油で炒めて水をさし、鶏ひき肉を加えてごぼうになじませるようにしてかき混ぜる。しょうゆと酒で味をつけ、最後にとうがらしを加え、つきたての餅をちぎって入れる。※好みによってふすべを柔らかくする時にはだし汁を多くする。
【くるみ餅】くるみをよくすり、調理する。※時には水気をきった豆腐を入れる。
【じゅうね餅】じゅうね(えごま)はフライパンでいってから、すり鉢でする。水を加え砂糖、しょうゆ、塩で調味し、つきたての餅をちぎり、すったじゅうねで和える。





