
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
岩手県 / 郷土料理(岩手県)
豆しとぎ(まめしとぎ)
「豆しとぎ」は煮てつぶした青大豆に米粉と砂糖を入れて練った生菓子で、「しとぎ」は「すりつぶす」という意味で、通常は米粉で作られるお供え料理のことをいう。「豆しとぎ」はそれを豆で代用したもの。「豆すっとぎ」ともいう。 岩手県北部は東からの冷風である「やませ」によって寒さが厳しく、かつては水田が少なく米が貴重だった。そのため豆やそば、雑穀なども栽培され、主食を補うものとしてよく食された。「豆しとぎ」についても、米粉を青大豆でかさ増しをしたものと考えられる。青大豆は、大豆が色づくまえの枝豆とは異なり、成熟しても皮や中身は青いままである。「豆しとぎ」は大豆が収穫される秋から冬にかけて各家庭で作られることが多かったが、特に大黒様(旧暦12月9日)や山の神様の年取り(12月12日)にお供えする習慣があった。また、春先にはうぐいすを呼ぶということで作られていた。 現在でも一年の農作業をねぎらい収穫に感謝する「庭じまい(秋じまい)」という農家の行事などで作られている。
材料
- 青大豆200g
- 黒大豆50g
- うるち粉(生粉)380g
- 砂糖180g
- 塩3g
- 水1,500cc
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全10工程
大豆はきれいに洗い、一昼夜水に浸けておく(夏場は12時間)。
水を火にかけて沸騰したら、塩をひとつまみ入れ、1の大豆を入れて強火で煮る。
湯が煮立って大豆が動き出したら、アクを取りながら7分くらい強火で煮る(夏場は15分くらい)。豆の硬さをみて、大豆のゴツゴツ感がなくなったら、素早くザルにあけ湯をきる。
水を入れたボウルに、3の大豆を入れたザルを浸けながら5秒ほど流水で洗う。
4のザルを水から上げて、水をきり、人肌になるまで冷ます。
ボウルにうるち粉と砂糖と塩を入れて混ぜておく。
冷ました大豆を豆すり機でつぶし、6のボウルに入れ、手でよく混ぜる。
7をもう一度豆すり機にかける。
8を耳たぶよりやや硬めで、しっとりなるまでこねる。
300gずつに分け、直径5cm長さ20cmの棒状にまとめ、好みの長さに切り分ける。





