
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:『あきた郷味風土記』(秋田県農山漁村生活研究グループ協議会)
秋田県 / 郷土料理(秋田県)
かまぶく
「かまぶく」とはゆでてつぶしたじゃがいもに餅粉と砂糖を加えて、かまぼこ状に成型した菓子。 日本において巻物料理、たとえば伊達巻や太巻きなどは広くハレの日に食されてきたが、秋田県ではこのかまぶくをかまぼこに見立てて、お祝い事や祭りに欠かせない口取り菓子の一品として作られてきた。昔は秋田県の内陸の山間部では魚が手に入りにくかったため、身近な食材に工夫を凝らしてあみ出したと伝えられている。三種町上岩川地域では「かまぼこ」がなまって「かまぶく」、大館市山館地域では冬の農閑期に作って親戚などにあげていたことから「あげもの」と呼ばれている。通常のかまぼこと違い、魚のすり身は一切用いず、裏ごししたじゃがいもと餅粉、そして砂糖、塩を混ぜ合わせるのが特徴。うるち米やもち米のいり粉(乾燥させて粉末状にしたもの)、うるち粉を使う地域もある。また、家庭によって、小豆、かぼちゃ、くるみやごまなど好きな材料を混ぜ合わせて作る。この色づいた生地とじゃがいものみの生地を重ねて巻くことで、見た目にも華やかなかまぶくに仕上がる。素材そのものの風味を生かした素朴な甘みで、もちもちしており腹持ちが良い。手間がかかることから、現在は作り手が減少してなかなか味わうことができなくなった貴重な菓子である。
材料
- 【白い生地】じゃがいも1.5kg
- 【白い生地】白砂糖1kg
- 【白い生地】餅米粉800g
- 【白い生地】うるち米粉600g
- 【白い生地】塩小さじ2
- 【小豆の生地】じゃがいも250g
- 【小豆の生地】白砂糖1kg
- 【小豆の生地】餅米粉500g
- 【小豆の生地】練りあん500g
- 【小豆の生地】塩少々
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全4工程
「白い生地」をつくる。じゃがいもはゆでてから皮をむき、さらにつぶして、白砂糖、塩を入れて混ぜる。これに餅米粉とうるち米粉を入れ、手で混ぜ合わせる。
「小豆の生地」をつくる。じゃがいも、白砂糖、塩を混ぜ合わせ、さらに練りあんを加えて混ぜ、最後に餅米粉を入れ、手で混ぜ合わせる。
1の白い生地を棒状にしてから薄くのばす。2の小豆の生地も同様にのばし、白い生地に重ねて渦巻き模様に巻いていく。
蒸し器で1時間半くらい蒸し、冷めてから切り分ける。





