
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:『あきた郷味風土記』(秋田県農山漁村生活研究グループ協議会)
秋田県 / 郷土料理(秋田県)
なすの花ずし(なすのはなずし)
「なすの花ずし」は輪切りにした大ぶりのなすを漬けて中に餅米、菊の花、南蛮(赤とうがらし)を重ねた漬け物。米を使用するため、「すし」と呼ばれる。地域によって「花っこ」「なすっこ」などと呼ばれることもある。 秋田では数多くの漬け物が存在するが、その中でも「なすの花ずし」は正月には欠かせない一品。なすの紫色、菊の花の黄色、赤とうがらしの赤色のコントラストが美しく、見た目も華やかでまさに祝い事にぴったり。秋田の漬け物の芸術品と言われている。 横手市では大正の終わりから昭和の初め頃から、丸みを帯びた巾着型の「新処なす」の栽培が盛んで、なすの収穫時期になると塩蔵して、菊が咲く晩秋に漬けて正月に食されてきた。雪深い期間が長い秋田では独自の貯蔵技術が発達してきたが、長期保存が可能ななすの花ずしもその一つに挙げられる。 本来は保存食のため塩味を強くしてしっかり漬けられているが、最近では食べやすくするために即席漬けした花ずしが作られることが多くなっている。塩味とともに餅米ならではの麹の甘みがあいまって、さらに菊の香りの爽やかさが特徴で、冬には欠かせない漬け物の一つである。
材料
- なす1kg
- 塩60g
- みょうばん小さじ1
- 食用菊100g
- 赤とうがらし4~5本
- 餅米150g(1合)
- 砂糖150~200g
- 酒50cc
- 笹の葉適量
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全5工程
餅米を洗って、30分くらい水に浸して炊飯器で普通に炊く。
炊きあがった餅米の粗熱をとり、容器に入れて砂糖、塩を混ぜる。餅米が完全に冷めたら酒を加えてかき混ぜる。
なすは1個ずつみょうばんをまぶした後、へたと尻を切ってから2等分にする。
桶に切ったなすの切り口を上下にして並べ、2をかけてその上に食用菊と赤とうがらしの小口切りを重ねて上部を笹の葉で覆う。
4を繰り返す。3~4日で食べ頃になる。





