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ハタハタ寿し(はたはたずし)

写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:『あきた郷味風土記』(秋田県農山漁村生活研究グループ協議会)

秋田県 / 郷土料理(秋田県)

農水省 うちの郷土料理

ハタハタ寿し(はたはたずし)

ハタハタは元来深海に住む魚で、海が荒れて雷鳴がとどろくような時に、産卵期の一時期のみ大群で近海に現れることから、雷光の古語である「霹靂神(はたはたがみ)」の名をとってこう呼ばれるようになった。別名カミナリウオともいう。ハタハタは民謡「秋田音頭」にも唄われ、「ハタハタなしでは正月を迎えられない」と言われるほど、県民生活に深く根づいている魚。昔は年間1万トンを超える漁獲量を誇っていたが、乱獲や日本海の水温の変化などが原因で漁獲量が減った現在では、高級魚として扱われている。米どころ秋田らしく、米飯と麹をふんだんに使って作られるハタハタ寿しは、ハタハタ料理の中でも秋田の食文化には欠かせない。地域によって作り方に少し違いがあり、ハタハタをすぐに塩漬けする方法は昔から伝わる作り方。水にしばらく漬けてぬめりと血を除いてから処理する方法は麹の甘みがほどよくのって臭みのないすっきりとした味のハタハタ寿しになる。その風土に合った作り方が今日まで受け継がれている。

材料

分量:作りやすい分量倍率
  • ハタハタ10kg
  • 【下漬け】食酢500cc
  • 【下漬け】塩100cc
  • 【下漬け】ゆず、生姜好みで
  • 米(炊いておく)1.5kg
  • 【本漬け】麹400g
  • 【本漬け】塩110g
  • 【本漬け】酒1合
  • 【本漬け】みりん1合
  • 【本漬け】笹の葉70枚(10枚×7段)
  • 【本漬け】人参4本
  • 【本漬け】南蛮10本
  • 【本漬け】ふのり1袋(15g)

作り方 全12工程

  1. 【下ごしらえ】 ハタハタの頭、内臓、尾を取り除く。

  2. 塩(分量外)でぬめりを取りながら冷水で洗う。

  3. たっぷりの冷水に浸して三昼夜血抜きする。水は朝夕の2回交換する。

  4. 血抜きしたハタハタを2~3等分に切り、さらに一昼夜冷水に浸す。

  5. 水からザルあげして、【下漬け】の食酢と塩を入れ軽めの重し(2kg位)をして1昼夜漬け込む。好みでゆず、生姜も一緒に漬け込む。

  6. 【本漬け】の漬け込む材料を準備する。

  7. 炊いた米の粗熱をとり、【本漬け】の麹を混ぜて暖かいところで2~3時間保温する。

  8. 桶に笹の葉をまんべんなく敷き、【本漬け】の塩、酒、みりんとあわせた7.を敷き、ハタハタを平らに敷く。

  9. を交互に積み最後に笹の葉で覆い、重し(5~6kg)をして2日間ほど置く。

  10. 水が上がってきたら、25~30kgまで重しを追加する。

  11. 3週間ぐらい涼しいところで発酵させる。

  12. 試食して熟成したところで、桶の中の上がった水を捨て、ペーパータオルで水気をすっかりとって、200gに小分けして冷蔵庫で保存する。