
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
秋田県 / 郷土料理(秋田県)
かすべ煮(かすべに)
「かすべ煮」とはエイの干物(干しかすべ)を甘辛く煮た料理。 北海道や東北地方では、昔から味に少々癖のあるエイを上手に調理して食する伝統があった。干しかすべの産地は北海道で、まだ冷蔵庫が普及していない時代、北海道から大阪までを日本海まわりで運航していた北前船によって能代や土崎の港に運ばれ、保存のきく海産物として重宝されてきた。 「かすべ煮」はやわらかく煮込んだ身とコリコリとした軟骨が特徴で、冷めてもおいしく、暑い時期でも傷みにくいため、昔は魚の少ない夏の貴重なごちそうでもあった。また、祭りや冠婚葬祭、来客時の欠かせないおもてなし料理でもある。 昔は魚の「カス」の意味で呼ばれたとされているかすべだが、今は漁獲量も漁の回数も減り、希少な高級魚とされる。それでも代々伝わる各家庭の伝統の味「かすべ煮」を守っていくため、土崎地区のひとびとは毎年この干しかすべをたくさん使用して豪快に作っている。 土崎地区で毎年開かれる「土崎神明社祭の曳山行事(土崎港曳山まつり)」は、祭りの際に各家庭で「かすべ煮」が作られ来客をもてなす風習があることから、通称「かすべ祭り」と呼ばれている。
材料
- 干しかすべ400g
- 【A】水600cc
- 【A】醤油100cc
- 【A】みりん50cc
- 醤油20cc
- 砂糖100g
- 赤とうがらし少々
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全4工程
干しかすべは、水に浸して戻しておく。赤とうがらしは刻んでおく。
圧力鍋にかすべを入れ、【A】を入れ、中火で5分位煮る。さらに弱火で5分くらい煮る。
いったん火を止めて圧を抜いてから、刻んだ赤とうがらしと醤油20ccを足し、落としぶたをして中火で10分ほど煮る。
※圧力鍋を使わない場合 水で戻した干しかすべを鍋に入れかぶる位の水を入れ、約1時間中火で煮る。柔らかくなったら、調味料を入れ(砂糖、醤油はそれぞれを2回に分けて)ゆっくり時間をかけて煮る。





