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干し餅(ほしもち)

写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:農家の宿 星雪館 門脇富士美

秋田県 / 郷土料理(秋田県)

農水省 うちの郷土料理

干し餅(ほしもち)

「干し餅」とは、ついた餅を切って吊るし編みにして、多量の水分を含ませて寒さらしにして作られる米菓子。 干し餅は秋田県のほか、青森県や長野県などの寒冷地の農村で昔から作られてきた伝統的な保存食。特に米どころ秋田では代表的な米菓子で、冬の寒波を利用して作るため別名凍り餅とも呼ばれる。寒さの厳しい時期に冷凍乾燥させる「寒締め」の時期を見誤ると、餅に亀裂が入って失敗してしまうため、天候と毎日向き合って作業する農家ならではの菓子と言えよう。 腹持ちがよくエネルギー量が高いため、子どものおやつのほか、田植えの休憩時などでも食されてきた。野菜と砂糖の甘みが米のうま味を引き出し、さくさくとした歯ごたえと素朴な味わいが特徴。中でも北秋田地方の干し餅は、水分をたくさん入れて作るため、できあがりがさくさくとして、柔らかい。

材料

分量:作りやすい分量倍率
  • 餅米1.5kg(1升)
  • 砂糖300g
  • 塩少々
  • 【具材A】しそ(塩づけ)30g
  • 【具材A】小豆(煮たもの)100g
  • 【具材A】かぼちゃ(煮たもの)100g
  • 【具材A】炒りごま20g

作り方 全8工程

  1. 餅米を一昼夜水に浸ける。

  2. 1を蒸す。

  3. 餅つき機などで餅を20分くらいつくが、この間餅を柔らかくするため、約250ccの打ち水(分量外)をしながら搗く。

  4. 砂糖、塩、【具材A】を入れて、さらに10分位つく。

  5. ついた餅を、打ち粉をしたのし板またはダシに、2cmくらいに伸ばし、形を整えながら包丁で切りやすいかたさになるまで1日置く(のし板やダシがないときは、四角い箱にビニールを敷き、その上に餅を伸ばして入れてもよい)。

  6. 5をマッチ箱くらいの大きさに切り、スゲやワラで編み、組み餅を作る。

  7. 寒波を見極めながら、6を水またはぬるま湯(分量外)に8時間くらい浸けて、氷点下の外気温の中で2~3日干す(外気で凍らせること。日にあてないようにすること)。

  8. 7を風除室など室内の風のあたらない涼しい所に入れ、陰干しにして20日余り乾燥を続ける。