
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
埼玉県 / 郷土料理(埼玉県)
かてめし
秩父地方を中心に埼玉県の郷土料理として定着している「かてめし」。特に米の生産量が比較的少ない地域で、ご飯の量を増やすために具材を加えたことからできた料理とされる。稲作に不適な地域では米を主食とすることが難しく、また稲作に適した地域でも、小作農にとって米は地主への地代として貴重な換金作物であった。そのため、冠婚葬祭用の米を取り分けたら残りは売ることが多かったと言われている。余ったくず米のかさを増やして食すために、大根やイモなどの味付けをして煮た野菜を加える料理ができた。埼玉県北部の給食で提供される「かてめし」は酢飯に地域の食材を混ぜ、さいたま市などの南部では、ご飯や薄茶飯に里芋の茎を乾燥させた「ずいき」を使った具を混ぜ込む。秩父地方でも、ご飯に「ずいき」を入れるのが定番。地域や家庭によってご飯の味や具材が異なるのが特徴だ。「かてめし」は家庭料理として親しまれているが、農家にとってハレの日の調味料である醤油を使っていたことから、ハレの日に食べられることも多かったことがわかる。ハレの日に食す飯物としては、五目ちらしよりもよく作られたとされる。特に都市部では、すしと同じようにハレの日に食べられていた。
材料
- 米450g(3合)
- ダイコン150g
- ゴボウ50g
- ニンジン50g
- 干しシイタケ4、5枚
- 油揚げ2枚
- 油大さじ1
- 水100cc
- 醤油大さじ3
- 砂糖、みりん、酒各大さじ1
- 塩小さじ2/3
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全4工程
米をとぎ、水に約30分浸してから炊く。冬場は水が冷たいので、浸水時間を長くするとよい。
ニンジン、ダイコンは小さい短冊切り、干しシイタケは水で戻してから短冊切り、ゴボウはささがきにして水にさらしてアクを抜く。
材料を油で炒めて、水と調味料で煮ておく。
炊いたご飯と3を合わせて出来上がり。





