
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
東京都 / 郷土料理(東京都)
かんぴょう巻き(かんぴょうまき)
かんぴょう巻きとは、巻きずしの一種で、水で戻したかんぴょうを甘辛く煮付けたものを酢飯とのりで巻いたもの。 かんぴょう巻きは江戸前ずしの中の定番ネタとして欠かせない一品。かんぴょうとはユウガオの果肉を薄く細長くむいて、天日干しした乾物食品のひとつ。当時、のり巻といえばかんぴょう巻きを指し、のり巻は細い太いに関わらず「の」の字に巻くのが原則とされており、芯にした具がくたっとしないように巻き上げるのが職人の腕の見せどころであり特徴であった。 また、かんぴょう巻きに必須である焼のり。元々のりは日本において太古より貝類とともに食されてきた海藻で、江戸時代になると現在の品川から大森エリアでのり養殖がさかんになり、紙のようにすいて作るすき製法が定着する。当時、浅草には「浅草紙」と呼ばれる手漉きで再生紙を作る製紙産業があり、その製法からヒントを得たことから、江戸時代の焼のりは「浅草のり」と呼ばれるようになった。養殖により焼のりは庶民でも手に入れることができるようになったため、大正時代になると家庭でものり巻きが作られるようになった。関東ではすしの一品として誰もが食したことのあるかんぴょう巻だが、関西では太巻きが主流で、現在に至っても馴染みのない巻物。かんぴょう巻きは江戸前ならではの粋な食べ物といえる。
材料
- 焼き海苔(全型)3枚
- 白米(かために炊く)約2合
- すし酢約50ml
- かんぴょう(乾燥)30g
- 水600ml
- 酒100ml
- 砂糖大さじ4
- 醤油大さじ4
- みりん大さじ2
- 塩適量
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全5工程
かんぴょうを煮る。かんぴょうをたっぷりの水で洗い、塩で揉む。10分程度置いたら、熱湯で10分間下茹でする。
鍋に水、酒、砂糖、醤油、みりんを入れてかんぴょうを弱火で煮る。汁気がなくなったら取り出す。
酢飯を作る。炊きたてのかために炊いた白飯2合分に寿司酢を入れ、しゃもじで切るように混ぜ合わせる。一粒一粒に光沢が出て寿司酢が全体になじんだら、うちわで人肌の温度まで冷ます。
巻きすを広げ、海苔を半分に切ったものをのせ、上2cmほどを残して寿司飯をまんべんなく広げる。
ごはんの中央より少し上にかんぴょうを2本並べ、手前の海苔を巻きすごと持ち上げ、向こうの寿司飯の端(海苔の空白部分)まで持ち上げる。巻き寿司の上にかぶせるようにして向こうへ転がし、巻きすの下の部分をおさえながら、もう一方の手で、巻きすごと巻き寿司を手前に引き、締めて完成。





