
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
東京都 / 郷土料理(東京都)
のしこみうどん
のしこみうどんとは煮干しとしいたけでとっただしに酒と塩と醤油で味をつけ、コシのあるうどんとネギや油揚げなどの具材を入れて煮た麺料理。 江戸時代、奥多摩町全域は幕府の直轄領であった山の中に位置し、東京都では最も山が急峻であり町の大部分は山林であった。水田には不向きな土地のため、もっぱら小麦や蕎麦の栽培が主で、奥多摩ではうどんや蕎麦を食する粉文化が定着していた。加えて晩秋から冬にかけての山は寒い。男性たちが一日の山仕事を終え、寒い中お腹を空かせて帰ってきたとき手早く温かく作ってあげられることから、のしこみうどんは各家庭で作り食されてきた。 のしこみとはうどんを打ったあと「伸す」=「伸ばし広げる」ことが由来だが、鍋からずるずると取り出して食すことから「ずりだしうどん」と呼ぶ地域もある。山梨のほうとうに似た幅が広めの麺が特徴で、鍋にだしとなる煮干し、しいたけ、打ち立てのうどん、季節の野菜を入れ、グツグツと煮込んで熱々をいただくのが奥多摩流。野菜の甘みがうどんに染み込み、心身温まる一品だ。昭和50年頃までは、猟で捕れたイノシシや鹿、各家庭でさばいた鶏を入れることもあった。
材料
- 【うどん】中力粉500g
- 【うどん】塩15g
- 【うどん】水250cc
- ねぎ50g
- 人参50g
- ちくわ2本
- 煮干し10本
- しいたけ20g
- 醤油大さじ2
- 酒適宜
- 塩適宜
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全7工程
うどんを作る。 こね鉢に中力粉と塩を合わせ、水を加減して加えながらよくこねる。
生地がまとまったらビニール袋に入れてよく踏む。
調理台に粉を振って麺棒で伸ばす。
生地を半分に折って切る。
鍋に水を入れ煮干し、しいたけでだしをとる。
5を火にかけ酒、塩で味付けし、4のうどんを入れて煮込む。
ねぎ、人参、ちくわを入れ、火が通ったら、醤油で味付けし、ひと煮立ちさせる。





