
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
富山県 / 郷土料理(富山県)
いとこ煮/にざい(いとこに/にざい)
浄土真宗の信仰文化が強く根付き、真宗王国とも呼ばれる富山県。開祖・親鸞聖人の命日に行う大切な法要、報恩講の際に作られる料理のひとつが、この「いとこ煮」だ。親鸞聖人の好物であったといわれる小豆とともに、ごぼう、大根、にんじん、里芋といった根菜類などを煮込む。滋養豊富で秋から冬にかけての寒い季節に美味しい煮物料理である。名前の由来は、いとこの間柄のような近しい種類の根菜が入ることや、硬いものから追々煮ていくため “追々”が“甥甥”に通じること、また、親鸞聖人の遺徳を偲ぶので“遺徳(いとく)”が訛ったという説など、謂れはいくつか存在する。地域によって入れる野菜はさまざまで、味付けも味噌や醤油と異なるが、小豆は必ず入る。黒部市などの県東部では「煮た菜」から「にざい」と呼ばれていて、他の地域に比べると材料の切り方が少し大きいのが特徴だ。
材料
- 大根80g
- ごぼう20g
- にんじん25g
- 里芋130g
- 板こんにゃく1/3枚
- 厚揚げ1/3枚
- 焼き豆腐1/3丁
- 小豆1/3カップ
- 水適量
- 【調味料】味噌大さじ1
- 【調味料】しょうゆ大さじ1
- 【調味料】だし汁3カップ
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全4工程
小豆はたっぷりの水に入れて沸騰させる。中火で5分ほど煮る。小豆をざるにとり、新しい水で小豆を煮る。沸騰までは強火。沸騰後は弱火にして硬めにゆでる。
大根・焼き豆腐・厚揚げは1.5~2cm角切り。にんじんはいちょう切り。ごぼうは1cm厚さの輪切りにして水にさらし、アク抜きする。里芋は下茹でし、大根よりも大きめに切る。こんにゃくはごぼうと同じくらいの大きさに手でちぎる。
だし汁に大根とごぼうを入れて煮立て、中火で煮る。 大根が軟らかくなったら、にんじん、里芋、小豆、こんにゃくを加えて煮る。
3が軟らかくなったら、厚揚げ、焼き豆腐を加え、味噌、醤油も加えて3分ほど煮て味を調え、火を止める。





