
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:森永 八江
山口県 / 郷土料理(山口県)
柏餅(かしわもち)
現代では「こどもの日」として祝われる5月5日の「端午の節句」。地域によってちまきや笹巻き、べこ餅などのさまざまな菓子が備えられ、食されている。中でも全国的に食べられている「柏餅」は、上新粉と白玉粉で作ったきめ細かい白餅の中に、あんこや味噌あんを入れた祝い餅。餅を包んだブナ科の落葉樹であるサルトリイバラの葉は、初夏の新芽が出るまで落葉しないことから「家系が絶えない」という縁起を担いで、江戸時代から使われるようになったという。 山口県では、郷土料理のひとつとして親しまれており、「ほてんどもち」「いぎの葉もち」「ぷとんもち」「ぼたんもち」など別名も多い。かつては端午の節句の他に田植えやお盆行事の際にも、各家庭で作り、食されてきた。特に、手作業で行われていた田植えは重労働であり、「柏餅」が食べられることがひとつの楽しみになっていたと言われている。また、「柏餅」を作ったら隣近所に配ることもあったという。「柏餅」に欠かせないサルトリイバラの葉を山に採りに行くのは、家庭の子どもたちの役目であったことも伝わっている。
材料
- もち米粉100g
- 上新粉100g
- あん200g
- ぬるま湯160ml
- サルトリイバラの葉20枚
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全4工程
あんを10等分にし、丸める。
もち米粉と上新粉を混ぜ、ぬるま湯を少しずつ加え、耳たぶ程度のかたさになるまでこねる。
2を10等分にし、あんを包み、丸める。
きれいに洗って水気を取ったサルトリイバラの葉で3を上下にはさみ、押して平らにし、蒸し器で15分蒸す。サルトリイバラの葉に片栗粉をはたいたり、油を塗ると食べる時、葉をはがしやすくなる。





