
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:山口市内の栄養教諭
山口県 / 郷土料理(山口県)
岩国寿司(いわくにずし)
山口県の東の玄関口として知られる岩国市。吉川藩6万石の城下町として栄えた歴史を持ち、現在でも数多くの歴史・文化遺産を有し、さらに美しい自然に恵まれた土地である。シンボルとして有名なのが創建300年ほどの五連アーチ橋「錦帯橋」。そして、食の名物にあげられるのが「岩国寿司」。 江戸時代に岩国藩主・吉川公に献上して喜ばれたという言い伝えから「殿様寿司」とも呼ばれる押し寿司のことで、山の上の城へ、運搬が便利な食べ物をということで考案されたという特産品の岩国れんこんの酢漬けや伝統野菜のチシャ、アナゴの煮付け、錦糸卵、でんぶなどの城下町らしい豪華な食材を使っており、3~5段に重ねられた華やかな一品。祝い品や献上品として作られてきた。一度に大人数分を作るため、木製の寿司枠は大きなもので60センチ四方になることもあるそう。また、大きなものを作るときには、職人たちが押し蓋の上に乗って押し固めることもあったほどだ。出来上がった寿司は一人前ずつ、四角く切り分け提供される。
材料
- 米300g
- 【A】水400ml
- 【A】昆布3g
- 【A】酒大さじ1
- れんこん50g
- 【B】酒小さじ1
- 【B】砂糖大さじ2/3
- 【B】塩少々
- 【B】酢大さじ2/3
- 卵2個
- サラダ油小さじ1
- きぬさや8g
- 干ししいたけ4枚
- 【C】干ししいたけの戻し汁100ml
- 【C】酒小さじ1
- 【C】砂糖大さじ2/3
- 【C】醤油小さじ1と2/3
- 【C】みりん小さじ1/2
- 【D】砂糖大さじ2と2/3
- 【D】塩小さじ2/3
- 【D】酢大さじ3
- ちしゃ(サニーレタス)20g
- さくらでんぶ5g
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全8工程
米を洗って一度ざるで水気を切る。【A】を加えて炊飯する。
干ししいたけを水で戻しておく。
れんこんは薄く(1~2mmの厚さ)半月に切る。小鍋に湯を沸かし、小さじ1の酢(分量外)を入れ、その中で2分程度ゆでる。水気を切った後、よく混ぜておいた調味液【B】に浸して味をつける。
錦糸卵を作る。卵を溶き、油をしいた卵焼き器(フライパン)で薄く焼いてせん切りにする。
沸騰した湯にひとつまみの塩(分量外)と、きぬさやを入れ、さっと茹でて冷水で冷やす。食べやすいように、1枚を斜めに2~3つに切っておく。
水で戻したしいたけは、水気を切って3mm幅の細切りにし、【C】で汁気がなくなるまで煮る。
酢飯をつくる。【D】を小鍋に入れ、加熱してよく溶かしておく。ご飯が炊けたら水でしめらせた寿司おけにうつす。【D】をまわし入れ、しゃもじで切るように手早く混ぜて冷ます。
押し寿司の容器にちしゃをしき、半量の酢飯を乗せ、具の半量をれんこん、しいたけ、錦糸卵、さくらでんぶの順に散らす。一度押した後、上からちしゃをしいて酢飯を入れ、残りの具(れんこん、しいたけ、きぬさや、錦糸卵)を散らして再び押す。さくらでんぶは最後に彩りとして上からかける。 ※押し寿司の型がない場合は、底のぬけるケーキの型や、ケーキの型にラップをしいたものに詰める方法でも代用できます。





