
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:旅館あけぼの
佐賀県 / 郷土料理(佐賀県)
わらすぼのみそ汁(わらすぼのみそしる)
有明海の珍魚といえばムツゴロウだが、それと並ぶのが、日本では有明海にしか生息していないワラスボ。ハゼの仲間だが、目が退化し、鋭い歯がむき出しで、内臓や血管が透けて見えるような紫色のぬるぬるとした体を持つ、まるで“エイリアン”のような見た目。しかし、その独特な味わいがクセになり美味であると地元で愛されている。河口部の泥の中に巣穴を掘ってすんでいるのだが、干満の差がある干潟では、潮の満ち引きにより川の栄養をたっぷりと溜め込み、ワラスボをはじめとする魚介類がよく育つ。そのため、ワラスボも味が良いのだという。5~10月にかけて漁が行われ、代表的な方法はスボカキという道具を使うもの。先端がかぎになった1.3mほどのナギナタのような道具のことで、潟スキーにのって泥の中を引っかき回し獲る。この様子は有明海の夏の風物詩でもある。また、あんこう網にかかることも多い。ワラスボはみそ汁にするほか、砂糖や醤油で炊いた煮付けなどで食べられ、また、乾燥したワラスボは揚げたり焼いたりするほか、もくさいと呼ばれるふりかけにする。生で使う場合、生きた状態から調理することが多く、凶暴なワラスボは“嫁泣かせ”の食材のひとつだった。生のワラスボは煮付けにするほか「わらすぼの味噌汁」にすることが多い。
材料
- ワラスボ200g
- たまねぎ80g
- じゃがいも120g
- ネギ少々
- 味噌大さじ2
- だし汁(または水)3カップ
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全4工程
ワラスボはぶつ切りにし、塩でよくもみ洗いする。(この下準備をすると特有の臭みがなくなります)
鍋に取りだした腹わた(肝臓)をからいりし、1を加えてさらに炒める。
だし汁(または水)、玉ネギのうす切りとジャガイモのうす切りを加えて煮る。
材料が煮えたら、味噌を溶き、器に盛ってネギを散らす。





