
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:(社)長崎県栄養士会「グループ研究活動:大村ずしを伝えのこし隊」
長崎県 / 郷土料理(長崎県)
大村寿司/大村寿し(おおむらずし/おおむらすし)
古くから大村市に伝わる郷土料理。 室町時代、戦に敗れ領地を奪われた大村純伊(おおむらすみこれ)が、反攻して領地を奪還し帰還した際に、領民らがそれを祝うために押し寿司を作り供したのが起源とされている。 なぜ押し寿司だったのかというと、大勢の兵に食べてもらうための食器が足らなかったため。 領民らは浅い木箱(もろぶた)に大量の炊きたての米飯を広げて、具を二重に乗せた押し寿司を急ごしらえし、兵士らはそれを脇差しで四角に切りながら食べたのだという。 この伝承により、地元では「勝ち戦の祝いの寿司=大村寿司」となり、いまでもお祝い事に欠かせない料理として重宝されている。
材料
- 米4カップ(4.5合)
- だし昆布10cm角
- 酒大さじ4
- 水(酒を含む)4カップ
- 【調味料A】砂糖50g
- 【調味料A】塩小さじ1
- 【調味料A】酢1/2カップ
- 白身魚(切り身)200g
- 【調味料B】砂糖20g
- 【調味料B】塩小さじ1/5弱
- 【調味料B】酒大さじ1
- はんぺん(赤、緑)1パック
- 【調味料C】グラニュー糖 ※原文ママ少々
- 【調味料C】酢少々
- ごぼう150g
- 【調味料D】サラダ油適宜
- 【調味料D】だし汁適宜
- 【調味料D】砂糖大さじ1
- 【調味料D】薄口しょうゆ大さじ1
- 干ししいたけ(石づきを含む)20g
- かんぴょう15g
- 【調味料E】砂糖大さじ1.5
- 【調味料E】酒大さじ1.5
- 【調味料E】みりん大さじ1.5
- 【調味料E】濃口しょうゆ大さじ2
- 【調味料E】干ししいたけの戻し汁3/4カップ
- 卵5個
- 【調味料F】塩大さじ1/5
- 【調味料F】酒大さじ1
- グラニュー糖大さじ1
- ゆでたけのこ100g
- ゆでふき100g
- 【調味料G】だし汁適宜
- 【調味料G】砂糖小さじ2
- 【調味料G】薄口しょうゆ小さじ2
- しょうがの甘酢漬け30g
- 木の芽少々
- 【手酢】酢大さじ4
- 【手酢】水大さじ4
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全13工程
豚肉・揚げ洗った米に分量の水(酒の分量を除く)を入れ、だし昆布を入れて30分程度浸けて取り出し、分量の酒を加えてかために炊く。 ※米をといだ水は後工程で使用するため捨てない かまぼこ・こんにゃく・にんじんは太めのせん切り、ごぼうはささがきにする。
【調味料A】をすべて合わせて「合わせ酢」を作っておく。
白身魚をゆでてふきんに取り、水でもむようにほぐしてさっと洗い、厚手の鍋に入れて【調味料B】を加え「そぼろ」を作る。
はんぺんはサッと熱湯をとおし、小さく角に切って【調味料C】をまぶす。
ごぼうをささがきにし、米のとぎ汁に浸けてあく抜きし、水気を切って油でサッと炒め【調味料D】を加えて調味する。
干ししいたけは水で戻し、かんぴょうはゆでて、それぞれ小さく刻み、【調味料E】で煮汁がほぼなくなるまで煮る。
卵は溶きほぐして【調味料F】をすべて加え、ざるでこして薄焼き卵を焼き、できるだけ細かく千切りして「錦糸卵」を作り、グラニュー糖をまぶす。 (季節により、ゆでたけのこやゆでふきを使うとさらに季節感・香りを楽しめる。その場合、ゆでたけのことゆでふきは細かく刻んで【調味料G】で煮て水気を切る。)
炊きあがったご飯を熱いうちに「合わせ酢」をまわしかけ、ウチワなどで扇ぎながら切るように混ぜ合わせ、すし飯にツヤを出す。
すし型の内側を【手酢】でぬらし、すし飯の1/2を平らに入れ、その上にごぼうを平らにのせて、残りのすし飯を入れる。
残りの具の彩を考えながら、濃いものから薄いものの順に平らに広げてのせ、一番上に錦糸卵を盛りつける。
すし蓋をかぶせて、重しをして30分程度おく。
すし型に入れたまま切り分けて、すし型から取り出す。
器に盛りつけ、しょうがの甘酢漬け、木の芽を添える。 (木の芽がない時は、ハランや南天など適宜に利用する) ※この他具材として、むきえびの酢漬け、人参、三つ葉、奈良漬けなども利用される。





