
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
沖縄県 / 郷土料理(沖縄県)
イナムドゥチ
沖縄県では、「イナ」はイノシシ、「ムドゥチ」はもどきの意味を持ち、郷土料理の「イナムドゥチ」は「イノシシもどき」という意味。「イナムルチ(いなむるち)」とも呼ばれる。かつてはイノシシの肉を使っていた汁物だったが、イノシシ肉が手に入りづらくなったため、豚肉を使って作られるようになったことからこの名がついた。こんにゃくやかまぼこなどの具材も加えて、甘味噌で味をつけており、とろりとした具だくさんの仕上がり。材料の旨味がしみでた滋味深い味わいが魅力だ。ポイントは沖縄県独特のカステラかまぼこを使っていること。魚のすり身を大量に加えて蒸し揚げしたもので、高級な食材として行事食には欠かせない一品だ。この食材が使われていることからもわかるように、「イナムドゥチ」はお祝いに食べられる料理。琉球王朝時代の流れをくむ五段のお取持ちという供応料理の一の膳に出される祝い料理のひとつでもある。似た料理で「鹿ムドゥチ」があり、こちらはすまし汁に仕立てる。
材料
- 豚三枚肉200g
- カステラかまぼこ40g
- 干しシイタケ2枚
- こんにゃく40g
- 豚だし2カップ
- かつおだし2カップ
- 甘味噌約100g
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全5工程
豚三枚肉は丸ごとゆで、幅1cm、長さ4cmくらいの短冊切りにし、塩を振ってしばらく置く。
1の三枚肉を沸騰した湯に入れてさっとゆで、さらによく水洗いをする。
材料はすべて短冊切りにし、こんにゃくはさっとゆでておく。
なべに分量の豚だし、かつおだしを合わせて火にかけ、煮立ったらカステラかまぼこ以外の材料を入れ甘味噌を溶き入れる。
中火で15分くらい煮て、材料に味がしみこみ、少しとろりとしたら、カステラかまぼこを入れて仕上げる。





