
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:松隈 紀生氏(元中村学園大学短期大学部教授)
あぶってかも / 郷土料理(あぶってかも)
あぶってかも
「あぶってかも」は、主に福岡市沿岸地域で食べられるスズメダイの塩焼きで、皮や鱗の香ばしさや肝のほろ苦さが特徴である。スズメダイは体長10cm程度の小魚で、日本海に広く生息しているが、小骨が多く身も薄いことから積極的に食す地域は少ない。旬の時期を迎えると、船を動かす妨げになるほどとれるため「カジキリ」と呼ぶ地域もあり、あまり歓迎されてこなかった。博多湾にほど近い玄界灘は、昔から栄養豊富な黒潮が合流する良質な漁場であるが、明治時代の終わり頃、そこに大量のスズメダイが流れ込むことがあった。船の進路を確保するためにスズメダイをすくい上げたが、始末に困り塩をふっておいておき、後で焼いてみたところ脂が乗り美味しかったため、それ以来あぶって食べるようになった。博多名物として認知されるようになったのは、料亭などで提供されはじめた昭和の時代に入ってからとされる。 料理名は、焼いて食べようという意味の「あぶって噛もう」や、あぶったら鴨のような旨味を感じたことから由来するといわれている。
材料
- スズメダイ4匹
- 塩適量
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全2工程
スズメダイに落とし塩をして一晩おく。
一晩おいたスズメダイを直火で焼く。





