世界の食卓.com

あほだき / 郷土料理(あほだき)

農水省 うちの郷土料理

あほだき

大根は古くから食べられており、すでに日本最古の文書「古事記」や「日本書紀」にも記されているという。また、大根という名は根が大きいことから「おおね」とか、色が白く涼しげだから「すずしろ」と呼ばれていたのが、正倉院文書では「羅萄」や「大根」の漢字が使われているという。また、野菜を塩と共に付けて保存する漬物は、平城宮の木簡、万葉集、延喜式に表れているが、ぬか漬けの記載は室町時代まで下るようである。それだけ米が貴重であった証ともいえよう。また、たくあん漬けは江戸時代の沢庵禅師(1573年-1646年)が考案したとも、沢庵禅師が所属した寺を訪れた徳川家光が命名したとも、「貯え漬け(たくわえづけ)」が転じたともいわれている。 「あほだき」は、漬けた翌年の夏を越す頃になれば味や匂いが悪くなるたくあんを再利用した常備菜で、食品を無駄にすることなく美味しく食べようという知恵がみられる郷土料理。桶につけたたくあんは、取り出すごとに空気に触れ味が落ちていく。それを塩分を抜き醤油で炊きなおす料理である。ユニークな名前は、美味しい時期に食べずに、せっかくの塩分をぬいてしまうので「あほなことしてるなぁ」という意味からきているともいわれている。 なお、大変贅沢な調理法のため、別名「大名炊き」ともいわれ、他県でも福井県では「たくあんの煮たの」、石川県では「おくもじ」、富山県では「いりこぐ・いりごき」など同様の料理が見られる。

材料

人数4人分元のレシピ:4人分
  • 古たくあん(大根漬け)150g
  • 白ごま小さじ2
  • 七味唐辛子お好み
  • 【調味料A】醤油適宜
  • 【調味料A】カツオだし汁100ml
  • 【調味料A】砂糖小さじ2

作り方 全4工程

  1. たくあん(古漬け)を薄く輪切りにし、何度も水に浸け、塩抜きする。(完全に抜きすぎない方が良い)

  2. 少し煮て柔らかくし(好みの硬さに)、調味料Aで味付けする。

  3. 最後に白ごま、好みで七味唐辛子を振る。

  4. 【注】 最近は塩抜きのあと,油炒めをしてから煮込む方法や、仕上がりにごま油を掛けるなどの方法もおこなわれている。