
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:竹田茶寮
頭料理(あたまりょうり) / 郷土料理(頭料理(あたまりょうり))
頭料理
大分県の南西部に位置し、くじゅう連山、阿蘇外輪山、祖母山麓に囲まれた竹田市。戦国時代に志賀氏が岡城に入城後、豊臣秀吉の天下統一のころに中川氏が移封。竹田村内に城下町を造成してからは、商業を中心として発展する。やがて、西南の役により往時の風景の多くが失われたものの、市内中心部には、武家屋敷通りなどの古い面影をいまなお残している。 交通インフラの整備されていない江戸時代、内陸部で海が遠いこの地では、海魚を食べる機会は少なく、新鮮な魚介ともなるとめったに食べることはなかった。希少な魚介を無駄なく使うために生み出されたのが「頭料理」である。 「頭料理」に使われるのは、魚の身はもちろん、エラ、アゴ、内臓など多種多彩。頭以外を残して、普段なら捨ててしまうような部位も材料になる。これらをサっと湯びきして大皿に豪快に盛り付けられる。使うのは、アラ、クエ、ニベ、ハタなどの大型魚など。大型魚を余すところなく活用し、家族や客人たちと楽しんだ。
材料
- ニベ、アラ、ハタ、クエ、マス等の大きな白身魚10kg(~60kg)
- 季節の野菜(きゅうりなど)適宜
- かぼす適宜
- 二杯酢または三杯酢適宜
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全14工程
魚のうろこをとり、胴と頭を切り離す。
エラの下から包丁を入れて胸ビレまで一緒にとる。頭・骨・エラ・胸ビレを切り離す。
エラブタをはずし、上あご・下あごをはなす。ぼつ肉をはずす。
エラの血、粘りなどを落として塩もみにしてきれいにする。
胃袋(コウワタ)、肝臓、腸、卵巣(マコ)、精巣(白子)の汚れを出刃包丁できれいにおとし、塩を強めに振る。
ヒレからヒレ肉をはずす。
大鍋にたっぷりの湯をわかし、湯引きをする。(塩を入れる)
[湯引き(1)] ヒレ肉・ホホ肉・磯づり肉の身をそぎ切りにして、塩をまぶして湯引きにする。 (沸騰湯にサッとつけて鍋にとり、冷水に放ち直ちに引き上げる)
[湯引き(2)] 肝臓・胃袋(コウワタ)・腸に塩を強くして30分おき、湯引きして冷水に放ち引き上げる。
[湯引き(3)] 真子・白子は竹の皮に包み、時間をかけて60分位ゆでる。
[湯引き(4)] 皮・上アゴ・下アゴ・エラ・エラブタを湯引きにし、冷水にとりその中で皮・頭骨の小さいうろこを冷めきらないうちにきれいに落とす。 (皮・エラは短時間、上下アゴ・頭骨は大きいのでゆでるのに時間がかかる)
下処理したものを、それぞれ食べやすい大きさに切る。
大皿に季節の野菜と共に盛り合わせる。
薬味・赤おろし(大根、唐辛子)・三杯酢(または二杯酢)をかけて食べる。酢はかぼすが良い。





