
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:成田 美代氏
ちゃつ / 郷土料理(ちゃつ)
ちゃつ
人寄せ事の際につくられる郷土料理。もともと僧堂(そうどう)や仏事でつくられていた精進料理で、盛り付ける器が端は少し外側に反り、糸底は少し高く、朱漆塗りの木製皿で、その名前が「ちゃつ(楪子)」と呼ばれるものであったためで、それに盛り付けられていた料理であることから、この名前がついたとされている。ただ現在「ちゃつ」は懐石家具として茶懐石料理で使用され、なす田楽やお浸しなどが向付(むこうづけ)として盛り付けられている。「ちゃつ」は料理を白く仕上げるために、醤油を使用しない点が特徴である。北勢地域の特に朝日町に古くから伝わる郷土料理で甘酸っぱい味が食欲をそそる。朝日町は海に面していないため、野菜を使った「ちゃつ」が郷土の味になったといわれている。四日市やその他の中南勢地域では「煮あえ」とも呼ばれている。昔は梅干しを漬けたりする茶色の瓶に入れて保存し、冬場なら2、3週間はもっていたといわれ、栄養的にも保存食としても優れた郷土料理である。同じく北勢地域に、材料はよく似ているが、醬油を使用する「煮なます」という料理もある。
材料
- 大根100g
- 人参30g
- れんこん30g
- 昆布10g
- 油揚げ20g
- 酢大さじ1
- 砂糖大さじ1
- 塩 ※原文ママ小さじ1
- 水適量
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全3工程
大根は千切り、人参も千切り(大根の1/3量)、昆布も細く切る。れんこんは皮をむいて太いところはいちょう切り、細いところを薄切り、油揚げ、昆布は千切りにする。
材料はみな一緒に鍋に入れ、酢、砂糖、塩少々、水(適量)で煮る。
【注】 (1)あまり煮過ぎないこと。シャリシャリ感が残っている方が美味しい。 (2)別法として、それぞれの材料を別々に煮て下味を付け、最後に全部を調味液で混ぜ合わせる。





