
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
丁稚羊羹(でっちようかん) / 郷土料理(丁稚羊羹(でっちようかん))
丁稚羊羹
「丁稚羊羹」は、小豆、砂糖でつくった餡に小麦粉(あるいは上新粉)を混ぜ蒸してつくられる羊羹で、滋賀県の特産品である。また、竹の皮で羊羹を包んでいるところが特徴的で、ほんのり香る竹の香りともちもちとした触感、そして素朴な味の羊羹が人気である。練り羊羹をつくる際、寒天を使用するが、海のない近江では手に入れることが難しく、寒天のかわりに、小麦粉をつなぎに使用したといわれている。ただし信楽地方においては、「丁稚羊羹」とは寒天で固めた水羊羹のことである。 「丁稚羊羹」という名称については、近江八幡地域から大阪や関東など全国へ奉公に出た丁稚達が実家へ帰郷するの際、給金の少ない丁稚達でも購入できる安価な菓子だったためという説や、丁稚が帰省した際に家でつくった羊羹を奉公先のご主人や番頭へのお土産として持ち帰り喜ばれたからという説もある。また菓子屋用語でこね合わせることを「でっちる」ともいうことから、小豆の餡と小麦粉を練り合わせる工程から「丁稚羊羹」と呼ばれるようになったなど、さまざまな説がある。なお、丁稚は将来商人をめざして、商家に奉公した。 この滋賀県の特産品である「丁稚羊羹」は、平成10年(1998年)に滋賀県選択無形民俗文化財「滋賀の食文化財」として選択されている。
材料
- 小豆こしあん400g
- 小麦粉80g
- 水50ml前後
- 竹の皮4枚
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全8工程
竹の皮を水に浸けておく。
小豆のこしあんに水を少しずつ加えて(50ml前後)、柔らかめのあんにする。
あんに小麦粉をふるい入れて、よく混ぜてから、4等分しておく。
竹皮の水をぬぐってから、皮の端をひも用に裂き、皮中央にあん生地1/4をのせてのばす。
竹皮をたたんであん生地を包み込み、竹ひもでくくる。
あん生地を包んだ竹皮を蒸し器に入れて、沸騰後、約15分間蒸す。
蒸し上がったら、熱いうちに軽く重石をかけて平らにする。
冷めてから羊羹を切って盛り付ける。





