
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:中村学園大学名誉教授 楠 喜久枝氏
エツの南蛮漬け(えつのなんばんづけ) / 郷土料理(エツの南蛮漬け(えつのなんばんづけ))
エツの南蛮漬け
日本では、有明海へと流れ込む筑後川河口域一帯にしか生息していない「幻の魚」とも呼ばれるエツ。カタクチイワシ科の魚で、3年ほどで30cm程の大きさまで成長する。稚魚は5cm前後になるまで河川にとどまり、その後、海水域に移動する。5月から7月頃にかけて、成魚は産卵のため筑後川などを遡上する。この短い期間だけが解禁期間となり漁がおこなわれる。漁法は流し網漁で、天候や水温に敏感な魚なので、南風が吹く暖かい日に、漁師はこぞって船を出す。網にかかったエツは一跳ねすると銀鱗をふるわせながら息絶えてしまう。まさに美人薄命、「幻の魚」といわれる所以であろう。 エツ漁解禁中におこなわれる、「えつ狩り船」は屋形船の上でエツ漁を間近で眺め、とれたてのエツ料理を楽しむ舟遊びとして、大川市の夏の風物詩として好評をうけている。
材料
- エツ8尾
- 片栗粉適量
- 【漬け汁】醤油60ml
- 【漬け汁】酢60ml
- 【漬け汁】みりん40ml
- 【漬け汁】酒20ml
- 【漬け込み野菜】たまねぎ120g(大1/2個)
- 【漬け込み野菜】人参60g
- 【漬け込み野菜】ピーマン30g(1個)
- 【漬け込み野菜】赤唐辛子2本
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全4工程
漬け汁は合わせてひと煮たてする。
たまねぎ、人参、ピーマンは千切りにする。
エツは内臓をとり、両面に1mm間隔で包丁目を入れて骨を切り落とし、片栗粉をまぶしてからりと揚げる。
揚げたての熱いものを漬け汁に野菜とともに漬け込む。辛味に赤唐辛子を入れる。





