
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
ガラガラおろし / 郷土料理(ガラガラおろし)
ガラガラおろし
「ガラガラおろし」は、竹でできた専用の鬼おろし器を使ってつくる三重の郷土料理である。 江戸時代、年貢として米を納めていたが、米が納められない際、米の代わりに献上したといわれ、食料の乏しさから「ガラガラおろし」を納める地域は年貢米が免除になったといわれている。また、「ガラガラおろし」のガラガラは、「荒い」という言葉を「ガラガラ」と表現していることや、鬼おろし器で大根をおろす時の音からきているとも考えられている。通常のおろし器だと大根の水分ばかりが出てしまうが、鬼おろし器だと大振りで柔らかく軽やかな大根おろしが一度に大量につくることができるのである。鬼おろし器は、各家庭で手づくりしたものを使うことが多く、嫁ぐ際は嫁入り道具の一つとして母から娘に持たせていたという。 また、各地域によって呼称や材料が異なり、北勢地域の鈴鹿市下大久保町や菰野町下野では「ガラガラおろし」、中南勢地域の松阪市嬉野町合野は「ガタガタおろし」、同じく松阪市笠松町では「パリパリなます」または「かみたれなます」などと呼ばれている。 「ガラガラおろし」は、冠婚葬祭や他に人が集まる正月や祭りなど行事の際につくられ食されているハレ食だったが、日常の食卓でも出されていた。由緒は全く異なるが、鬼おろし器で大根を下ろす点は栃木県の「しもつかれ」と似ている。
材料
- 大根550g
- 塩少々
- 煮干し25g
- 酢ひたひたになるくらい
- 油揚げ ※原文ママ1と1/2
- ちくわ1本
- ねぎ1本
- 柚子1/3個
- ごま20g
- 赤味噌大さじ1
- 白味噌大さじ1
- 砂糖35g
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全6工程
大根は鬼おろし器でおろし、塩をしておく。
煮干しは頭と内臓を取り除き、細かく割き、ひたひたの酢につけておく。
油揚げ、ちくわ、ねぎ、みかんを細かく切る。おろした大根をしぼる。
すり鉢にごまをすり、赤味噌、白味噌、砂糖を加えよく混ぜる。
4の中に2と3を加え、混ぜ合わせる。器に盛り付け柚子のみじん切りを振る。
【注】 (1)おろした大根はしぼりすぎないこと。水分が抜けるとパサパサして美味しくなくなる。 (2)煮干しは前日処理して酢につけておくと柔らかくなって美味しい。 (3)柚子がない時はみかんで代用する。





