
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
はす蒸し(はすむし) / 郷土料理(はす蒸し(はすむし))
はす蒸し
金沢市が認定するブランド野菜に「加賀野菜」がある。このブランド名が本格的に使用されはじめたのは平成の時代(1990年ごろ)にはいってから。ブランド認定されるのは、金沢市を主な産地とし、昭和20年(1945年)以前から栽培されていることが条件となっている。認定されている野菜は、さつまいも、加賀太きゅうり、源助だいこん、たけのこ、加賀れんこんなど15品目ある。 なかでも、加賀れんこんは藩政時代から栽培が続く歴史の長い野菜である。金沢市、かほく市、津幡町などの2市2町にまたがる河北潟干拓地が一大産地になっている。節の間が短いのが特徴で、先端の2節が美味とされている。身が肉厚で、歯ごたえが小気味いい。でんぷん質の多さから「餅れんこん」ともいわれる。すりおろしたときの粘りが強く、その粘り気を活かした郷土料理「はす蒸し」が古くから食べられてきた。 味の良さが評判になり、明治時代後期から大正時代にかけて、加賀れんこん農業は隆盛を極めた。「れんこん御殿」を建てた栽培農家も少なくなかったという。五代加賀藩主の前田綱紀公は、美濃の国から持ち帰ったれんこんの種を金沢城内堀に植えて、観賞用の花を育てていたという。 この加賀れんこんの食感が味わえ、地元の人たちから親しまれている郷土料理が「はす蒸し」。「はす蒸し」は加賀れんこんをすりおろし、具材を加えて混ぜた蒸し物。
材料
- れんこん300g
- くず粉(または片栗粉)小さじ1
- 塩小さじ1/2
- みりん小さじ2
- 白身魚(または鶏肉)100g
- エビ4尾
- きのこ適量
- ぎんなん4個
- ゆり根8枚
- 卵白1個分
- [A] だし汁1.5カップ
- [A] みりん大さじ1
- [A] 塩小さじ2/3
- [A] 薄口醤油小さじ2
- 片栗粉またはくず粉適量
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全6工程
れんこんは皮をむいてすりおろし、ざるにのせて水気を切る。
1に卵白、くず粉または片栗粉、塩を加えて混ぜ合わせる。
エビは身の殻をむき、しめじは石づきを取り下ゆでし、ゆり根ははずし、ゆでておく。
白身魚は酒塩で下味をつけ、ぎんなんは割ってゆで、薄皮をむく。
器に4、3の順に入れて2を加え、蒸気のあがった蒸し器で蒸し青味をそえる。
Aを鍋に入れて煮立て、くず粉または片栗粉の水ときでとろみをつけて5にかける。





