
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:仁愛大学 佐藤 真実氏
葉ずし(はずし) / 郷土料理(葉ずし(はずし))
葉ずし
「葉ずし」とはアブラギリ(油桐)というトウダイグサ科の落葉高木の葉で包んだ「すし」である。このアブラギリは中国原産で揚子江以南で栽培されていたが、「ころび」と呼ばれる実から桐油(きりあぶら)という油がとれるため、日本でも栽培が奨励された。この桐油は灯油や和傘の撥水剤、ろうそくなどの原料でもあり、貴重な収入源でもあった。特に若狭地域では盛んに生産され、17世紀末にはほとんどの村で栽培されるようになり、19世紀後半には全国でも生産量トップを誇っていた。このアブラギリの葉は表面に油気があるため、ご飯がつきづらく独特の香りがある。さらに保存性に優れている為、「すし」を包むのに最適で、地元では「すしの葉っぱ」とも呼ばれて各家庭に植えられていた。「すし」を一日でも長くもたせるための先人の知恵である。現在でもその風習は残り、庭や畑にアブラギリの姿を見ることができる。
材料
- 米2合
- 出汁昆布6cm角
- すし酢適量
- 干ししいたけ4枚
- 高野豆腐10g
- たけのこ水煮100g
- 薄揚げ1枚
- ひじき水煮大さじ3
- 人参1/4
- 金時豆適量
- アブラギリの葉10~15枚
- 【調味料A】しいたけもどし汁1カップ
- 【調味料A】酒大さじ3
- 【調味料A】本みりん大さじ2
- 【調味料A】醤油大さじ3
- 【調味料A】砂糖大さじ2~3
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全7工程
干ししいたけはたっぷりの水につけ、ゆっくりもどして、細く切っておく。もどし汁は煮汁に使う。
高野豆腐は水でもどし、細かく切る。 ※あらかじめ細かい高野豆腐の市販品を使うと楽である。
薄揚げは縦4等分し、細切りにする。 たけのこは、2×1cm程度の薄切りにする。 人参も細切りにする。
下準備した1~3とひじきの水煮を、調味料Aで煮汁が少なくなるまで煮る。
米を炊くときに出汁昆布を入れて炊き、すし酢を混ぜて酢飯にする。
酢飯に4の具材を適量混ぜ、最後に金時豆を潰さないように混ぜる。
アブラギリの葉に6をのせ、半分に折りたたみそっと両手で押さえる。





