
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
稗ずーしー/稗がゆ(ひえずーしー/ひえがゆ) / 郷土料理(稗ずーしー/稗がゆ(ひえずーしー/ひえがゆ))
稗ずーしー/稗がゆ
雑炊のことを「ずし」という。お米は貴重であり正月や祭事に食しており、昔の普段は、「稗めし(ヒエメシ)」が主食であった。「稗(ひえ)」は、雑穀の一種で縄文以前から食べられてきており、日本生まれの雑穀と推定されている。外皮が非常に固く長期の貯蔵に耐えることで重宝されてきた。焼畑では、粟と共に、2年目に栽培されている。稗の効果・効能の一つとして体を温める働きがあり、私たち日本人の体質や風土に合った食べものである。「稗めし」は熱いうちは香ばしいが、冷めると味が落ちる。しかし、他の穀物と比べて腹持ちが良かった。 山間部に位置する椎葉村では、今も狩猟が盛んにおこなわれており、猪の骨付き肉を湯がいたスープに米、稗、内臓肉、野菜などを入れて炊くあげる雑炊のことを「稗ずーしー」と呼ばれている。
材料
- ヒエ20g
- 猪肉30g
- アサツキ(平家蕪の葉等)10g
- 米60g
- 塩適量
- だし汁(シシ)適量
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全5工程
ヒエの米(精白したヒエ)の糠を流す程度に軽く洗う。
一口大に切った猪肉を油でよく炒める。あらかじめ取っておいた猪のだし汁にヒエを入れ、トロ火にかけて約2時間アクをすくい取りながら煮る。味付けは塩のみがよい。
猪肉に火が通ったら、米と水を加えて煮込む。おろし際に小口切りにしたアサツキ等の青味をふり入れる。中火以上にすると早く煮えるが、独特のとろ味が出ないので注意。
沸騰したら、綺麗にした稗を入れて、かき混ぜながら、稗が軟らかくなるまで、中火でじっくりと煮込む。(2時間ぐらいかかる)ここでも中火以上にすると早く煮えるが、独特のとろ味が出ないので注意。途中で水も追加する。
煮えたら、最後に塩で味を調える。おろし際に、刻んだ平家蕪の葉を散らす。





