
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
ひとかわすし / 郷土料理(ひとかわすし)
ひとかわすし
「ひとかわすし」は、滋賀県蒲生郡桜川村でよくつくられた人呼びの時の箱寿司である。現在、東近江市に移行し、桜川西、桜川東、愛荘町辺りの東近江を中心に分布している。2升分の米が入る寿司桶に、飯と具材を4段、または5段に積み重ね押し寿司にする。色とりどりの具材を使い、何段も重ね押した寿司は豪華で、華やかである。数段重ねた寿司を一段ずつ取り、食すため、「ひとかわすし」と呼ばれている。また、「ひとかわすし」は、一度に20人から40人分の寿司がつくれるため、ハレの日や人寄びの際に食されている。尚、法事やお葬式にはちりめんじゃこを使わず、卵を湯葉に代えて精進の具にしてつくる。滋賀県には同様の箱寿司として、甲賀市水口町特産の水口干瓢を使う「宇川寿司」がある。全国各地に伝わるすしは、古くから日本人の食生活に受け継がれており、祭りや祝い事、通過儀礼等の様々な「ハレの日」に食されてきている。
材料
- 米1升
- だし昆布10cm角
- 酒大さじ2
- 【合わせ酢】酢180ml
- 【合わせ酢】砂糖90g
- 【合わせ酢】塩20g
- 【合わせ酢】うま味調味料少々
- ちりめんじゃこ100g
- 干ししいたけ8枚
- 人参100g
- かんぴょう20cm
- ゆでたけのこ1本
- さやえんどう少々
- 卵3個
- のり2枚
- 砂糖大さじ3
- 醤油大さじ3
- 塩少々
- 紅しょうが30g
- 酢適宜(手水用)
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全8工程
米は、炊く30分前によく洗い、ざるに上げておく。
干ししいたけは、たっぷりの湯に砂糖少量を加えた中に入れてもどしておく。柔らかくなれば、千切りにして砂糖、醤油、各大さじ1杯で甘辛く煮る。卵は薄く焼いて切り、錦糸卵にする。
かんぴょうは、塩でもみ洗いして水に浸しておき、柔らかくなったら細かく切る。
人参とたけのこは、2cmの短冊切りにする。
3をしいたけのもどし汁で煮る。柔らかくなれば、4を入れて残りの砂糖、醤油で煮る。
合わせ酢にちりめんじゃこを浸しておく。
米を炊くときは、酒と水を合わせて水位を合わせ、昆布を加えて炊く。 炊き上がったら分15分ほど蒸らし、寿司桶に移して、6を混ぜる。
桶に7の半量を入れて平らにし、2のしいたけと5の汁気を切って半分を振り込み、錦糸卵、さやえんどうも半量を飾り、手水用の酢で押さえる。中蓋をして残りのすし飯を入れ、同様に、手水をつけながら平らにして重しをする。一段ごとに適当な大きさに切って盛り、紅しょうがみじん切りときざみ海苔をのせる。





