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いばら餅

写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:成田 美代氏

いばら餅(いばらもち) / 郷土料理(いばら餅(いばらもち))

農水省 うちの郷土料理

いばら餅

「いばら餅」は、サルトリイバラの葉で包んだ餅のことである。5月の節句の時期に食べられていた「いばら餅」は、地域によって名称が異なる。津市では「いばら餅」というが、東紀州地域では「おさすり」といい、中南勢地域の安濃町近辺では「いばらまんじゅう」、北勢地域の竹成では「がんだち餅」、亀山市では「どっかん餅・どうかん餅」という。どっかん餅は、「どうかん」という名の人物が野上りの祝いにいばらの葉で包んだ餅をつくり、村人に振舞ったところ喜ばれ村人も真似して同様の餅をつくったことから名づけられたといわれている。伊賀地域では「いばらだんご」という。尚、野上りは田植えなどの農作業の終わりを祝う行事である。この行事にちなんで「野上りまんじゅう」ともいわれている。このように5月の節句以外にも農作業の合間のおやつとしても食べられ、野上りの行事でも農作業を手伝ってくれた人々と共に食べ、労をねぎらうという風習がある。 他県では餅にあんこを入れ葉で包み蒸したお菓子のひとつに柏餅があり、柏餅は柏の葉を使用するが、いばら餅で使用するサルトリイバラの葉は、丸くて表面がつるつるしているため、餅を包むのに適している。また、西日本では柏の葉があまりとれなかったことから、柏餅の葉の代用として使われたともいわれている。

材料

人数10人分元のレシピ:10人分
  • 上新粉250g
  • 砂糖50g
  • 熱湯1カップ
  • あん(粒またはこしあん)300g
  • サルトリイバラの葉10枚(小さいものなら20枚)

作り方 全3工程

  1. ボウルに上新粉と砂糖を入れて混ぜ合わせ、熱湯を注ぎ入れ、太めの菜ばしなどでざっとかき混ぜる。手でさわれる熱さになったら、粉っぽさがなくなるまでよくこねる。

  2. 10等分して直径8cm位の円に伸ばし、予め30gで丸く丸めておいたあんを中に入れて、2つ折りにし、口をしっかり止める。(葉が小さい場合には餅を丸くつくり、いばらの葉2枚で上下にはさむ)

  3. 蒸気の上がった蒸し器に2を1列に並べ入れ、強火で蒸す。葉の色が茶色くなれば蒸し上がる。