
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:おいしい信州ふーどネット
いなごの佃煮(いなごのつくだに) / 郷土料理(いなごの佃煮(いなごのつくだに))
いなごの佃煮
南信地域の伊那谷には、古くから昆虫食文化が根付いており、いなご、蜂の子、かいこ、ざざむしなどを食べる習慣がある。こうした昆虫類は、以前は少ない動物性たんぱくをとるための栄養補給源として食べられていた。群馬県など海産物が少ない山間地で食用とする地域がある。戦時中や戦後の食糧難では、いなごを食べてお腹を満たし生きるのに必要な栄養をとっていた。クロスズメバチなどの幼虫「蜂の子」は、日本各地の山間地を中心に多く食されており、炊き込みごはんや甘露煮などにして食べられている。長野県では「蜂追い(すがれ追い)」といって、森林内にあらかじめ餌を仕掛けておびき寄せたクロスズメバチに細い赤い糸を付けた餌を持ち帰らせるという伝統的な捕獲方法を使って、地中にある蜂の巣を探し出していた。昔に比べいなごの数も減少しており、生活や食文化の変化により各家庭で調理されることは少なくなってきたものの、今もなお伊那谷では昆虫食文化が残っている。
材料
- いなご500g
- 醤油50ml
- みりん25ml
- 砂糖100g
- 酒50ml
- 塩小さじ1
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全7工程
いなごは熱湯をかけ、足と羽を取り、よく水洗いし、水切りをする。
熱したフライパンにいなごを入れ、弱火で3~5分空煎りする。
鍋に砂糖・醤油・酒を入れて煮立て、いなごを入れ、強火で煎り煮する。
汁気がなくなる直前に、みりんを入れ照りをだす。
汁気がなくなったら火を止めて塩をからめる。(カラっとする)
※いなごの足はすり鉢ですりつぶし味噌、砂糖などお好みの味でいなご味噌を作る。
※いなごの下処理の別法:いなごをとった布袋のまま、熱湯でゆでた後、水で洗い、水気を切って冷めた後、一度冷凍する。(冷凍すると羽と後ろ足を外しやすい) 解凍しながら羽と後ろ足を外して調理すると、食べやすい。





