
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
かしゃもち / 郷土料理(かしゃもち)
かしゃもち
「かしゃもち」は、奄美地域でつくられる、よもぎを使った餅菓子のことである。“かしゃ”とは、クマタケランの葉のことで、これで餅を包むことから「かしゃもち」と呼ばれるようになったといわれている。「ふっつもち」「ふちもち」「フツィムチ」「フチダク」ということもある。 奄美地域ではよもぎがよくとれ、昔から薬草として煎じたりして食されたり、その殺菌効果から匂い消しなどにも利用されてきた。また、クマタケランもショウガ科の植物であることから、殺菌効果、防虫効果の作用があるといわれている。奄美地域のいたるところで自生しており、「かしゃもち」のほかにも、おにぎりを包んだりもされている。よもぎ、黒砂糖、クマタケランの葉と、身近でとれる高い効能を持つ素材でつくる先人の知恵がつまった菓子であるといえる。 奄美地域では、クマタケランの葉に餅がべったりつくこと、またそれぞれの素材の相乗効果でより風味が増すことから、仲の良いパートナー同士のことを“餅とカシャのようだ”とたとえることもあるという。
材料
- よもぎ120g(かたくゆでて絞ったもの)
- 重曹小さじ1
- もち米粉150g
- 黒砂糖(粉)160g
- さつまいも100g
- 水80~100cc
- クマタケランの葉5~6枚
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全9工程
よもぎはきれいに洗い、葉をちぎる。たっぷり湯を沸かし、重曹を入れてさっとゆでる。
ゆで上がったら一晩水につけてさらし、アクを抜く(春のよもぎはアクが少ない)。
2をかたく絞る。
さつまいもはゆでて皮を剥き、つぶす。
スピードカッター(ミキサーなど)に3を入れてペースト状にする。
5に4を入れてさらにペースト状にする。黒糖粉、もち米粉、水も入れて全ての材料をペースト状にする。
クマタケランの葉は、洗って20cmほどの長さに切っておく。
6を食べやすい大きさに手で丸めて、クマタケランの葉で包む。
湯気の立った蒸し器に入れ、約20分蒸す。





