
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
カスベの煮付け(かすべのにつけ) / 郷土料理(カスベの煮付け(かすべのにつけ))
カスベの煮付け
「カスベの煮付け」は、家庭で頻繁につくられている冬の郷土料理。「カスベ」は、北海道の方言で「エイ」という意味を持つ。軟骨魚類に属するカスベの骨は柔らかいため、身から骨まで残すところなく全て食べることができる。コラーゲンが多く含まれていることから、最近は美容食としても注目されている。 名前の由来は諸説ある。調理法が確立していない昔、体内でアンモニア臭を発生するカスベは、臭みが強く敬遠されていたといわれ、そのことから「煮ても焼いても食べれない“かす”にしかならない魚」ということから名付けられたという説がある。また、ほかにも、アイヌ語の「カシュムベ/カシュペ」から来ているという説などがある。 アイヌ民族は昔から干した「カスベ」などの魚をたたいて、ゆでた野草と一緒に食べていたという。しかし近年まで、臭みがあることから食用として重宝されておらず、肥料などに使用されていたという歴史もある。いまでは臭みを取り、美味しく調理をする方法が確立したことで、食用として好まれるようになった。 北海道でよく食べられるのは、背中に大きな目玉のような模様のある「メガネカスベ」という種類。日本海側北部の宗谷、留萌(るもい)地方に多く分布し、この付近では「マカスベ」という別名もある。また、ほかにも北海道では「アイヌカスベ」と呼ばれる「水カスベ(ソコガンギエイ)」も食べられることがある。
材料
- カスベ2切れ(約200g)
- 大根100g
- しょうが1片
- 細切り昆布ひとつまみ
- 水1カップ
- 醤油・酒各大さじ1杯
- てんさい糖大さじ1杯
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全3工程
大根は皮をこすり洗いして5mm角の拍子切りにし、しょうがは千切りにする。
鍋に分量の水と調味料、しょうが、昆布を入れて火にかけ、沸騰したらカスベを入れて大根をのせる。落し蓋をして中火で15分煮る。
大根を煮汁に浸してそのまま冷まし、味を馴染ませる。





