
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
愛知県 / 郷土料理(愛知県)
黄いないおこわ(きいないおこわ)
端午の節句の料理といえば、「ちまき」や「柏餅」が代表的であるが、愛知県ではこれらに加え、「黄いないおこわ」を食べる習いがある。「黄いないおこわ」の呼び方のほかに、「きいはん」「きめし」とも呼ばれる。大分県や静岡県にも同様の料理があるが、愛知県とは呼び方が違い、それぞれ「おうはん」「染飯(そめいい)」と呼ぶ。 端午の節句では、男子の健やかな成長、無病息災を祈って、さまざまな願掛け、邪気払いをおこなう。たとえば、鯉のぼりは、急流をさかのぼり、竜門という滝を登ると竜になるという言い伝えから、立身出世を願うために飾られ、鎧兜も体を守るという意味合いがある。また菖蒲も端午の節句に欠かせないものであるが、これも悪いものを遠ざける力があるとされ、「ちまき」や菖蒲湯などに取り入れられている。同様に、「黄いないおこわ」も、黄色が邪気を払うとされ、またそえられる黒豆には健康祈願が込められている。 かつて、お祝いの席で振る舞われる赤飯は非常に高級なものだったため、身近で手に入るくちなしの実で黄色く色付けたごはんを、赤飯の代わりに食べたのが、「黄いないおこわ」のはじまりだといわれる。
材料
- もち米3合
- 黒豆70g
- くちなしの実1個
- 塩小さじ1
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全4工程
もち米は洗って、半量のくちなしの実とともに水に一晩浸けて、ざるに上げておく。
鍋に500㎖の水と残りのくちなしの実を入れ、ひと煮立ちしたら火を止め、実をつぶしてこす。
黒豆は古くぎ※と一緒に一晩水に浸け、30分ほどゆでてざるに上げておく。※くぎの鉄分が黒豆の色を色落ちさせず、豆本来の黒さを保つ。味には影響しない。
炊飯器に1を入れ、もち米が隠れるすれすれまで2を入れ、3をのせて炊き上げる。





