
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
きしず / 郷土料理(きしず)
きしず
加賀市の大聖寺町は、かつて白山五院(白山寺の末寺のこと)の一つ大聖寺の門前町として栄えていた。この地で法事や報恩講(浄土真宗を開いた親鸞聖人の命日前後におこなわれる伝統行事)の際に食べられている精進料理が「きしず」である。 「きしず」は、山海の珍味を錦皿に盛り合わせた料理(たれのことを「きしず」という)。くずきりやわかめ、きくらげ、たけのこ、すだれ麩、湯葉などを細長く切って色あざやかに盛り付けられる。輪島市に伝わる精進料理「すいぜん(寒天と米粉を使った真っ白なくずきり)」同様に、刺身の代わりとして食べられている。 特にに大きな規模の行事では、紅白に分けたくずきりが使われるが、一般的には春雨で代用されることが多い。また、青みを出すためにそえられる菊の花は、近年きゅうりなどが用いられる。 全体的にさっぱりした食材が使われるため、白ごまや酒かすを練った香ばしいたれと良く合う。昔は調味料に、けしの実を使用しており、“けし酢”から「きしず」と呼ばれるようになったといわれている。
材料
- 人参1/2本
- すだれ麩1 1/2枚
- うど1/2本
- こんにゃく1枚
- きゅうり2本
- 塩わかめ(またはとさかのり)50g
- くずきり(または春雨)1袋
- [ごまだれ]当たりごま(または白ごまでも)大さじ5
- [ごまだれ]白味噌50g
- [ごまだれ]みりん大さじ1
- [ごまだれ]酒大さじ1
- [ごまだれ]塩小さじ1/2
- [ごまだれ]砂糖大さじ1
- [ごまだれ]だし汁大さじ2
- [ごまだれ]酢少々
- [ごまだれ]けしの実
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全7工程
野菜はそれぞれ千切りにし、水にさらす。
塩わかめは塩抜きし、適宜に切り、さっと湯通しをし、水にとる。
こんにゃくは縦半分に切り、4~5本の切り込みを入れて酒、薄口醤油などで色づかないようにいりつけ、冷まして刺身のように切る。
くずきりはゆで、水にとる。
すだれ麩は湯通しをし、短冊に切る。
器の中央にたれを入れる器をおき、下ごしらえした1~5の材料を彩りよく盛り込む。
<ごまだれ作り方>白ごまの場合はよくいり、油の出るまで充分にすり、白味噌を入れてすり上げ、煮切りみりん、酒を加え、加減を見ながらだし汁を入れ、酢少々、けしの実を入れて味をととのえる。白味噌の代わりに甘酒、酒粕などで味つけすることもある。





