
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
山形県 / 郷土料理(山形県)
納豆汁(なっとうじる)
山形県では、食材が不足する冬を乗り越えるための保存食として、納豆を自家製するのが珍しくなかった。煮た大豆をわらでつくった筒に詰め、こたつの脇などの温かいところに一晩から二晩おいて納豆をつくっていた。大江町村山地域では、糸の引かない納豆は「納豆汁」に仕立てたという。 「納豆汁」は、山形県で古くから親しまれている冬の家庭料理。納豆をすり鉢で粒が見えなくなるまでよくすりつぶしてとろみをつけ、汁に馴染ませるのが特徴。からとり芋の茎を干してつくる「いもがら」は、「納豆汁」に欠かせない食材。干物や塩蔵品などの保存食とともに、豆腐や油揚げなどもたっぷり入った貴重なタンパク源だった。 また、村山地域では七草の時期に、最上地域では正月に、庄内地域では「大黒様のお歳夜(おとしや)」などに食べられることもある。
材料
- 納豆200g
- 豆腐1/5丁(80g)
- いもがら8g
- 油揚げ2枚
- こんにゃく1/5枚(50g)
- きのこ適宜
- 山菜適宜
- だし汁5カップ
- 味噌大さじ5
- ねぎ10cm
- せり少々
- *好みで、ゴボウ・人参・里芋など用いる。
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全8工程
納豆はすり鉢でよくすりつぶす。
いもがらはぬるま湯で戻し、水気を絞り、1cm角に切る。油揚げは熱湯をかけて油抜きし、こんにゃくはさっとゆでる。豆腐、油揚げ、こんにゃくを1cmのさいの目切りにする。
きのこは塩蔵ものは塩出しする。山菜も同様にし、食べやすい大きさにする。
だし汁でいもがらを煮、柔らかくなったらこんにゃく、油揚げ、山菜などの具を入れる。
最後に豆腐を入れ、味噌で味付けをする。味噌味はほんの少し濃いめにする。
火を止め、すりつぶした納豆を溶かし入れる。
煮立てないように火にかけ、沸騰直前に火を止める。
刻みねぎ、せりをそえて、熱々を食べる。





