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京都府 / 郷土料理(京都府)

農水省 うちの郷土料理

納豆餅(なっとうもち)

納豆発祥の地は日本各地に諸説あるが、京都府もその一つであるといわれている。京都市右京区の京北地区にある常照皇寺で修行をおこなっていた光厳法皇が、村人から献上された藁苞(わらづと)に包まれた煮豆を食べていたところ、日を経るごとに糸を引くようになり、それが美味だったことがはじまりだという。寺に所蔵されている絵巻にも住職が藁苞納豆を振る舞う様子が描かれている。やがて、珍味として京都御所に納められるようになったことから“納豆(豆を納める)”と呼ばれるようになったといわれている。そのため、当時は、正月など、ハレの日に食べる貴重な食材という意識が庶民の間に根づいていった。 また、京北地区は、戊辰戦争を戦った山国隊の発祥の地でもあり、この農兵が出兵の際に納豆を持参したという逸話もあり、現在、京北地区の名産にもなっている“山国納豆”の名はここからきている。食料が満足にとれない時代、貴重なタンパク源であった納豆を、腹持ちの良い餅で包んで食べる「納豆餅」は、農兵たちにも好まれたという。当時の「納豆餅」は顔と同じくらいの大きさがあり、正月三が日かけてこの餅を食べたといわれている。 京北地域以外にも南丹市日吉町、美山町でも「納豆餅」をつくる風習があり、それぞれの地域でつくり方や形が異なる。

材料

人数5人分元のレシピ:5人分
  • 丸餅12個
  • 納豆100g
  • 塩小さじ1/3
  • 黒砂糖小さじ4
  • きなこ小さじ2

作り方 全3工程

  1. 焼いた餅を、きなこを敷いた飯切り等の上に置き、焦げ目を包み込むように円形に薄くのばす。

  2. 納豆に塩を入れ、混ぜておく。

  3. 1の餅の半分に2を置き、折りたたみ、かたちをととのえる(納豆餅)。同様に2と黒砂糖を置き、半分に折りたたみ、かたちをととのえる(黒砂糖入り納豆餅)。