
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:JAグリーン長野
にらせんべい / 郷土料理(にらせんべい)
にらせんべい
山に囲まれた北信地域の山間部は、急傾斜の畑が多く、水田はわずかで、米の代わりに麦が多く栽培されていた。また、千曲川流域の平坦地では、水田の裏作として麦が中心に栽培された。米は、自分の家で毎日食べることが出来ないほど貴重だったので、その節約のために、昔から、小麦を粉にしてつくる料理は「粉もの」と呼ばれ、毎日の食事の大事な役割を果たしてきた。「粉もの」の中でも、粉を水溶きして、その中に刻んだ野菜を入れて焼いたものは「せんべい」や「うす焼き」と呼ばれ、おこびる(又はおこびれ)や子どものおやつによくつくられてきた。おこびる(おこびれ)とは、「小昼(こひる)」が変化したもので、ご飯とご飯の間の中間食のようなもの。畑仕事の労働の間に食べるため腹持ちのよいものがつくられた。中に入れる季節の野菜は、にらやなす、ねぎなどがあるが、にらは栽培が簡単で、雪の積もる冬以外いつでも収穫できることから、どの家でも庭先に植えておき重宝に利用した。特に春先に伸びた柔らかいにらでつくったにらせんべいは格別の味だという。にらせんべいやうすやきのつくり方も家庭によって少しずつ異なり、粉と野菜と一緒に味噌も混ぜて焼いたり、焼き上がってから、味噌だれや醤油だれをかけて食べたりといろいろだ。 昔は、ほうろくを火にかけ、油を節約するために真綿に油をしみこませたものでほうろくの内側をこすり、この中へ溶いた小麦粉を流し入れて焼いた。焼けたら、適当な大きさに切り分けて食べた。
材料
- にら80g
- 地粉(薄力粉)200g
- 水200ml
- サラダ油適量
- 【調味料A】味噌40g
- 【調味料A】砂糖大さじ1
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全5工程
にらは良く洗い、15mm幅に切る。
ボウルに地粉と水、にら、調味料Aを入れてしっかり混ぜ合わせる。 (調味料を入れず、出来上がりに砂糖醤油等をつけて食べてもよい)
フライパンに油を引いて、中火にかけ、2を全面に薄く広げる。
焼き色がついたらひっくり返し、両面こんがりと焼いて完成。
※生地に調味料を入れない場合は、食べるときに砂糖醤油や、砂糖味噌などお好みでつけて食べる。





