
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
おろしそば / 郷土料理(おろしそば)
おろしそば
平均寿命が全国でもトップクラスの福井県で、最もよく食べられているそばは「おろしそば」である。結婚式や仏事の〆の料理や、大みそかの夜の年越しそばとして食べられる。また、開祖・親鸞の祥月命日(旧暦11月28日、新暦1月16日)の前後、秋から新年にかけておこなわれる浄土真宗各派の年中最大行事で、福井県では「ほんこさん」や「おこ(う)さま」と呼ばれる報恩講でも「おろしそば」が夜食としてふるまわれる。福井県でのそばの歴史は古く、朝倉孝景が一乗谷に初めて居城を構えた時(1473~)に、戦時の非常食として栽培したのがはじまりといわれる。そばは種を蒔いてから2ヵ月半~3ヵ月と栽培期間が短く、保存もきくことから籠城用の非常食として重宝された。当時は「そばがき」や「そばだんご」で食べられていたようである。その後、府中(現越前市)の城主となった本多富正が、そば師を従えて赴任し(1601年~)大根おろしをのせた細い麺としてのそばが広まった。その後、昭和天皇が福井に来られた際に「おろしそば」を召し上がられ、「越前のそばは大変おいしかった」とのお言葉より、「越前おろしそば」として名前が全国に広まった。それだけ福井県で収穫される「そば」の品質と、培ってきた製粉技術が高いというあらわれである。 「おろしそば」の美味しさは、玄そばの品質の高さや製粉技術に深く関係している。在来種のそばを、昔ながらの石臼挽きで製粉することにより、味はもちろん、そば独特の風味が損なわれることがない。
材料
- 生そば4玉
- 大根400g
- だし汁3カップ
- 酒大さじ1と1/3
- みりん大さじ1と1/3
- 薄口醤油大さじ3弱
- 刻みねぎ20g
- 花カツオ8g
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全4工程
鍋にだし汁を入れて沸騰させ、酒、醤油、みりんを入れてかけ汁をつくる。
そばはたっぷりのお湯でゆがき、水気を切って、温めた器に入れる。(水にとって冷やすときは充分ぬめりを洗う)
そば鉢に2を入れ、大根おろしをいれたかけ汁をそそぐ。ねぎ、花カツオを飾る。お好みで唐辛子を振りかける。
大根おろしを入れたかけ汁をかけるほか、大根とだしを別々に入れる、大根のしぼり汁とだしをあわせてかける、という3通りの食べ方がある。





