
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
さばずし / 郷土料理(さばずし)
さばずし
若狭湾では、サバがよくとれ、古くから大衆魚として親しまれていた。冷蔵技術が発達していなかった時代、サバは鮮度が落ちるのが速いこともあり、サバを長く楽しむための工夫が考えられた。塩漬けにした後、さらに糠漬けにする「へしこ」もサバを長く味わうための工夫の末に誕生した料理だが、酢でしめる、焼くことも保存方法の一つであった。 魚介類を若狭湾(小浜)から都(京都)へと運ぶためのルート、通称“鯖街道”で商品を運ぶ際も、サバを塩漬け、酢漬けにしたり、焼いたものを内陸部まで運んだという。そのため、鯖街道周辺では、「さば飯」や「なれずし」など、サバを使ったさまざまな郷土料理が伝えられている。 そのなかの一つが「さばずし」で江戸時代に誕生したといわれる。サバを塩漬けにして鯖街道を通って運ぶと、都(京都)に着くまでの2日から3日の間でちょうど良い塩加減になったという。この塩漬けのサバを使って「さばずし」はつくられ、庶民の間で貴重な青魚を楽しむ文化が生まれた。冷蔵技術が発達した現在においても多くの人に親しまれている。
材料
- 塩サバ1尾
- 米4合
- 【合わせ酢A】 酢80cc
- 【合わせ酢A】 砂糖60g
- 【合わせ酢A】 塩小さじ2/3
- 竹の皮2枚
- フキン
- 巻きす
- 酢1リットル(サバを事前に漬け込む用)
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全5工程
炊きたてのごはんをすし桶(もしくはボウル)にうつし、合わせ酢Aをしゃもじに伝わせるようにして全体にまわしかけて混ぜ合わせる。すし飯ができたら、ぬれフキンをかけて冷ましておく。
塩サバは、3枚におろして血あいや小骨を除き、酢水で洗ってからサバがかぶるくらいの酢の中に入れて30~40分くらい漬けておく。その後、皮目を上にして、身をやさしく押さえながら頭の方から薄皮を剥く。
かたく絞ったフキンの上に、サバの身側を上にして置く。身が厚い部分はこそげとり、身のうすいサバの尾の方に全体の厚さが均等になるように振り分ける。
1のすし飯を2等分にし、棒状にしてサバの身側にのせ、フキンで包んでから、巻きすで押さえてかたちを整える。
竹の皮に包んで5カ所ほどひもでくくる。お皿などの軽い重しをすると翌日には味が馴染んで美味しくなる。





