
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
酒ずし(さけずし) / 郷土料理(酒ずし(さけずし))
酒ずし
江戸時代からの歴史を持つといわれる「酒ずし」。薩摩藩主であった島津の殿様が、花見の宴会の後に残ったごちそうと酒を一緒にして桶に入れておいたところ、翌日発酵して良い香りを放つ料理になっていたのがはじまりだといわれている。酒をまぶしたごはんに、海や山の幸、季節の食材を散らし、半日ほどおいてつくる具だくさんの「押しずし」のような料理である。 「酒ずし」に欠かせないのが、地酒の“灰持酒(あくもちざけ)”である。清酒をつくる過程のもろみに、灰汁を加えて絞ってつくるもので、この製法によって保存性が高まるため“灰汁で日持ちをよくした酒”から灰持酒と呼ばれるようになった。鹿児島県では、みりんの代わりに使ったり、おとそとしても飲まれている。 鹿児島県は温暖な気候のため、昔は一般的な清酒づくりは適さず、代わりにこの灰持酒の製造が盛んになった。一度も火入れをせずにつくるため、アミノ酸や有機酸、ミネラルが壊れることなく豊富に含まれ、「酒ずし」の深い味わいを引き出すといわれている。
材料
- 米5カップ
- 水5カップ
- 出汁昆布5~6cm
- 干し大根30g
- 干ししいたけ5枚
- ふき5本
- たけのこ150g
- 人参75g
- 卵4個
- タイ1/2尾
- エビ10尾
- つけあげ(さつま揚げ)100g
- かまぼこ150g
- こがやき150g
- 木の芽適量
- 【薬味】 三つ葉、高菜漬物、ごま適量
- 【A】 地酒3カップ
- 【A】 塩小さじ1
- 【B】 砂糖大さじ1/2
- 【B】 淡口醤油大さじ1
- 【B】 地酒大さじ1
- 【C】 砂糖大さじ1
- 【C】 濃口醤油大さじ2
- 【C】 地酒大さじ1
- 【D】 淡口醤油小さじ1
- 【D】 地酒大さじ1/2
- 【D】 塩少々
- 【E】 塩小さじ1/4
- 【E】 砂糖小さじ1
- 【E】 地酒大さじ1
- 【F】 塩少々
- 【F】 地酒大さじ1/2
- 【G】 塩大さじ1/4
- 【G】 砂糖大さじ1/2
- 【G】 地酒大さじ1
- 【G】 片栗粉小さじ1/2
- 【H】 酢大さじ1
- 【H】 砂糖大さじ1/2
- 【H】 塩小さじ1/4
- 【I】 酢大さじ1
- 【I】 砂糖大さじ1/2
- 【I】 塩小さじ1/4
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全6工程
米は同量の水に出汁昆布を入れ、ふっくら炊き上げる。
【具を準備する】干し大根は水で戻し、Bで調味し、1cmの長さに切る。干ししいたけは水で戻し、水煮してCで調味し、汁がなくなるまで煮て、千切りにする。ふきはゆでて皮を剥き、ひたひたのだし汁とDで色よく煮て、1.5cmの長さに切る。たけのこは1cmの長さに切り、だし汁(分量外)で煮て、軽くEで調味して煮上げる。人参は細めの短冊切りにしてFで煮る。卵は割りほぐしてGを加え、薄焼き卵をつくり、ひし形に切る。タイは3枚におろして塩をし、1時間ほどおいて皮を剥ぎ、酢洗いしてHの甘酢に漬ける。エビは殻を剥き、背わたをとり、串をさしてさっとゆで、開いてIの甘酢に漬ける。つけあげ、かまぼこ、こがやきは1.5cmの長さの短冊切りにする。
1のごはんがよく冷めてからAを合わせる。
すし桶に地酒を振り、3のごはんを2~3cmの厚さに入れ、干し大根、人参、ふきを散らし、その上に米をのせ、しいたけ、たけのこを散らし、タイ、エビ、木の芽などで上をきれいに飾る。
地酒を振って蓋(重石を置く)をし、数時間(6~8時間程度)寝かせて味を馴染ませる。
桶ごと持ち出し、切るように盛る。薬味をそえる。





