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さんま寿司(さんまずし) / 郷土料理(さんま寿司(さんまずし))

農水省 うちの郷土料理

さんま寿司

「さんま寿司」は、主に奈良県吉野郡十津川村の郷土料理として伝わっている。また、「さんま寿司」はハレの日や正月に欠かせないなれずしであった。なれずしは、古来のすしの一つで、塩漬けした魚と米を漬け込み発酵させたものである。発酵が進むにつれて「馴れる、熟れる」ことから「なれずし」と呼ばれている。「なれずし」はもともと魚を長期保存するための加工方法に過ぎなかったため、発酵を促すごはんは捨てられていた。しかし、室町時代には発酵期間を短くしごはんも魚と共に食べるようになってきた。 十津川村の「さんま寿司」は村の南北それぞれつくり方が異なる。北部のつくり方は、サンマを塩漬けし、塩を洗いとったあと塩と酒で炊いたごはんと一緒に形成し桶に並べ、水と塩を加え長期発酵させる「なれずし」に対し、南部では、塩を振ったサンマを合わせ酢で締め、酢飯にのせる押し寿司である。つくり方に違いはあるが、使用するサンマは、晩秋から初夏にかけて熊野灘まで南下してきた脂の少ないサンマを使用する。熊野灘でとれるサンマは、やや小ぶりで、脂が程良く落ちているため、「さんま寿司」などの日持ちする保存食に適している。

材料

分量:サンマ5尾分倍率
  • サンマ5尾
  • 米3合
  • 水750ml
  • 酒37ml
  • 昆布適量
  • 【調味料A(サンマ用合わせ酢)】酢125ml
  • 【調味料A(サンマ用合わせ酢)】砂糖45g程度
  • 【調味料B(酢飯用合わせ酢)】酢55ml
  • 【調味料B(酢飯用合わせ酢)】砂糖11g程度
  • 【調味料B(酢飯用合わせ酢)】塩6g程度

作り方 全7工程

  1. 米を洗って昆布をのせ水と酒を入れ1~2時間漬けておき、昆布を取り出して炊く。 炊き上がったら調味料Bを合わせ、酢飯をつくっておく。

  2. 脂の少ない新鮮なサンマを用意し、背開きにする。このとき中骨(主骨)も包丁でとる。

  3. サンマの重量の3~4%の塩(分量外)を振って元の姿にたたみ平らな容器に並べてラップをし、冷蔵庫に入れて一昼夜ほどおく。

  4. 次に、骨抜きを使って腹骨や、中落ちの小骨、背鰭(びれ)の骨などを抜き、水洗いしながら残っている骨や、鱗(うろこ)をきれいにとって、水切りをする。

  5. バットにサンマを開いて並べ、ひたひたになる程度に調味料Aを注ぐ。漬けておく時間は、30分~2時間、酢の利き具合は好みに応じて調整する。

  6. 酢漬けが終わったサンマはざるなどに上げて水切りをし、サンマの大きさに合わせて握った酢飯の上にサンマをのせ、かたちをととのえてラップに包んでおく。

  7. つくった翌日から2日目位で味がなじんで食べ頃。