
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
さんまずし / 郷土料理(さんまずし)
さんまずし
サンマは、10月下旬から3月になると、産卵のために三陸沖から寒流にのって熊野灘に南下する。サンマは和歌山県の沿岸部全域でとれるが、特に南方の熊野灘でとれるサンマは、長い時間潮にもまれて身が引き締まり、小ぶりで脂もほどよく抜けているため、すしに適している。 「さんまずし」はもともと、米飯や魚の保存食としてつくられ発展したもので、秋祭りや正月など、人が集まるときに振る舞うごちそうだった。とくに稲作のできない山間部では、貴重な栄養源となっていた。 地域によってはサンマのことを「さえら」「さいら」と呼ぶ。硬く握った「さんまずし」は、鉄砲の筒のようでもあることから「さえらの鉄砲」とも呼ばれる。 新宮市生まれの作家、佐藤春夫も「さんまずし」を好み、「ふるさとで一番美味しいものは、一にめはり、二にサンマ」と語ったという。
材料
- サンマ2本
- 米2合
- 【すし酢】酢36ml
- 【すし酢】砂糖26g
- 【すし酢】塩9g
- 【酢締め用酢】酢3に対して砂糖1(サンマがしっかり浸かる程度の量)
- 【酢締め用酢】柚子お好みでしぼる
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全5工程
サンマは頭を落とさないように腹開きにし、内臓を取り出して流水で身を洗う。 (家庭で難しければ魚屋でさんまずし用でと伝える)
水を拭き取り、べた塩をして、20分程度おく。
塩を洗い流し、締め酢に20分程度漬ける。酢から上げた後に、骨を抜き、薄皮を優しく剥がす。
炊きあがったごはんのグラムに対して、すし酢1割程度を目安に合わせすし飯をつくる。ある程度冷ます。
巻き簾にラップを敷き、サンマの皮目を裏面にしておく。ごはんを棒状に握り、サンマの上に乗せて、巻き簾でかたちをととのえて仕上げる。





