世界の食卓.com
笹巻き

写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省) · 画像提供元:おいしい山形

笹巻き(ささまき) / 郷土料理(笹巻き(ささまき))

農水省 うちの郷土料理

笹巻き

「笹巻き」は、浸水後に水切りしたもち米を笹の葉で巻き、結びひもをかけた後、熱湯でゆで上げた食べ物。ほかの県では「ちまき」とも呼ばれる。笹の葉には防腐性や抗菌性があるといわれていて、昔から保存食や携帯食の包装によく使われる材料だった。 山形県では、年越しや正月のほか、祭りや祝い事など、年間を通してよく餅をついて食べる。こうした餅文化は米どころであればそう珍しくはないが、もち米を粒のまま使用する「笹巻き」や、鶴岡市の南部でつくられているような灰汁水で煮る「笹巻き」は珍しい郷土食として知られている。灰汁水で煮る「笹巻き」は、戊辰戦争をきっかけに保存食として伝わったという説がある。 「笹巻き」は、特に5月5日の端午の節句に供えられ、子どもの健康と元気な成長を願い、「柏餅」などとともに各家庭で食べられてきた。

材料

人数15人分元のレシピ:15人分
  • もち米460g(3合)
  • 笹の葉30枚
  • いぐさ・みご・すげ等15本
  • きなこ適量
  • 黒糖適量
  • [灰汁水で煮る場合]もち米480g(3カップ)
  • [灰汁水で煮る場合]灰汁(重曹でも代用可)適量
  • [灰汁水で煮る場合]笹の葉30枚
  • [灰汁水で煮る場合]重曹少々
  • [灰汁水で煮る場合]いぐさ・みご・すげ等15本
  • [灰汁水で煮る場合]きなこ適量
  • [灰汁水で煮る場合]黒糖適量

作り方 全6工程

  1. もち米は研いで一晩水に浸し、ざるに上げ、水気を切る。

  2. 笹の葉は山や河原から大きめのものを選んでとってくる。洗って鍋に入れ、たっぷりの水を入れ、落し蓋をして1時間程度火にかけて煮る。(冷凍にしていたものや、前年に採取し乾燥して保存していたものは熱湯に浸けて戻し、そのまま冷やしてから1枚ずつ洗って水気を切って使用する。)結ぶ紐にするいぐさ(すげ・みご)も一緒に煮て柔らかくする。

  3. 笹の葉1枚を円すい状に丸め、大さじ山もり1杯または盃1杯分のもち米を入れる。(笹の葉の大きさに合わせて量を加減する。)

  4. 3にもう1枚の笹の葉でふたをするように折りたたみ、端は折り三角形にかたちづくり、いぐさを三角の角に引っ掛けて、ほどけないように縛る。笹の形や紐の結び方は地域によってさまざまある。

  5. 4を大鍋に入れて、たっぷりの水を入れ、1時間ほど火にかけて煮る。【灰汁水で煮る場合】ナラやブナ、桜の木などを焼いてできた木灰100gをさらし布袋に入れ、水900mLと一緒に火にかけ、10分程度沸騰させ煮汁を一昼夜静置して、上澄み液をとる。もち米をこの灰汁水に一晩浸漬して上記と同じ要領で笹に包み、煮る時間は2~3時間と長く煮る。重曹を用いてもよい。

  6. 火を止めて、そのまま冷ましてから取り出す。笹の葉をほどいて、きなこに砂糖を混ぜたものをつけて食べる。または黒糖を少量の水で溶き、黒蜜をかけて食べる。