
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
すいぜん / 郷土料理(すいぜん)
すいぜん
「すいぜん」は、輪島に古くから伝わる郷土料理の一つ。てんぐさを煮て米粉を入れ、固めたもの。精進料理にルーツをもち、刺身の代わりに食べられている。 法事や葬式に出される料理で、ひと昔前は葬式前に各家庭でつくるのが一般的だったという。隣近所からも人が集まり、つくるのを手伝った。「すいぜん」に欠かせないのが、ごまだれである。これはよくすった黒ごまに黒砂糖や醤油を混ぜたものである。このごまだれ用のごまをするのは男性の役目だった。こういった背景から、家庭によって「すいぜん」のかたさや味に個性が現れる。 「すいぜん」は、輪島塗の漆器に菊水やきんちゃく、輪花などの趣向をこらしたかたちで盛り付けられ、美しく飾り立てられる。透明感のある真っ白な「すいぜん」が朱色の漆器によく映える。見た目の美しさ以外に寒天とは一味違った食感やごまだれの風味が特徴である。また、てんぐさの独特の風味も楽しめる。
材料
- てんぐさ適量
- 酢適量
- 米適量
- 黒ごま大さじ3
- 黒砂糖大さじ2
- 味噌大さじ1 1/2
- 醤油大さじ2/3
- 昆布だし汁大さじ2 1/2
- 季節の果物(みかんなど)適宜
- パセリ適宜
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全5工程
てんぐさがかぶるほどの水に少量の酢を加えて煮とかす。
1がドロドロになってきたら水を少しずつ加えて、てんぐさの形がすっかり溶けたら、布袋でこす。
一晩水につけた米は石臼ですり、沈殿させておく。
2に3を加えて流し箱に流し、固まれば適宜に切り、水にさらす。
4を4~5mmの薄切りにし、器の上で好みの形に盛り、季節の果物、パセリをそえる。





