
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
茨城県 / 郷土料理(茨城県)
たがね餅(たがねもち)
いまでも田園風景が広がり、全国屈指の米どころとしても名高い茨城県。年間を通じて温暖な気候と豊かな水質を活かして、茨城県は古くから稲作が盛んにおこなわれてきた。また、米どころの茨城県では、長年もち米の栽培もおこなわれてきた。 もち米は、餅料理だけでなく、赤飯やおこわなどにも使われ、正月などのハレの日によく食べられている。そうした茨城県で親しまれる餅料理の一つが「たがね餅」である。 “たがね”は、生米を浸水してついてかためた"しとぎ”の古語といわれている。 「たがね餅」は、茨城県南部を中心に、広く茨城県内で食べられている郷土料理である。茨城県南部の地域では、国内第2位の湖面積を誇る霞ヶ浦と利根川に囲まれた穀倉地帯であるため、豊富に取れるもち米やうるち米を使った「たがね餅」をはじめとした、さまざまな餅がつくられるようになったといわれている。 「たがね餅」は、もち米と、普段からごはんとして食べている「うるち米」を混ぜあわせてつくられる。かたちは、なまこのような楕円形で平たく、焼いたり、揚げたりして食べられる。「たがね餅」の中には、豆や青のりなどを入れるなどして、家庭によって、さまざまな工夫をこらした「たがね餅」をつくっていた。 石岡市やかすみがうら市では、伝統的に青のりを入れてつくっている。県北地域の大子では、大豆と白ごまを入れ、鹿行地域の鉾田市では、しその実を入れる。県内各地でそれぞれの「たがね餅」があったようである。
材料
- もち米3.5合
- うるち米1.5合
- 塩小さじ2(10g)
- 青のり大さじ3・1/3(10g)
- 白ごま大さじ2強(20g)
- 打ち粉(片栗粉)適量
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全5工程
もち米は洗って一晩、うるち米は洗って1時間水につける。
1を合わせて水を切り、蒸し器で1時間蒸す。
餅つき機でつきながら、塩、青のり、白ごまを混ぜる。
なまこ型にととのえ、打ち粉をまぶす。
1時間ほどおいてかたくならないうちに1cmほどの厚さに切っておく。かたくなったら焼いて食べる。





