
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
高知県 / 郷土料理(高知県)
田芋のころばし(たいものころばし)
高知県では、里芋のことを田芋(たいも)と呼び、米に次ぐ貴重な栄養源として、昔から食べてられきた。甘みは少なく、ほくほくとした口あたり。また、独特のとろみがある。大きいサイズのものは「田芋飯」になり、戦時中の米が手に入りにくいときは、ごはんのかさ増しのために活用されていたという。小さいサイズのものは味噌汁の具、きんとん、煮物などに使われた。茎を干した「ずいき」は、厳寒期が訪れる前に茎を刈り取り、皮をはいで干し、保存食として家々で備蓄していた。 県中西部に位置する佐川町は、かつて土佐藩筆頭家老深尾の城下町として栄え、現在でも造り酒屋の酒蔵や旧商家からなる風情ある街並みが残っている。この地域も、ほかの地域同様に田芋を食べる習慣があるが、そのなかでも独自の郷土料理が「田芋のころばし」である。これは、田芋を使った煮っころがしのような料理。醤油と砂糖で甘辛く味付けされ、仕上げにごまをまぶすのが特徴である。ごまの上で田芋が転がすため「ころばし」という名が付いたと伝わっている。下ごしらえに手間がかかるため、昔は暇を見てつくる料理だったという。
材料
- 子芋600g
- 砂糖大さじ3
- 醤油大さじ4
- みりん大さじ2
- 白ごま大さじ3
- だし汁適宜
- 柚子皮少々
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全4工程
子芋を皮つきのまま熱湯に入れ、3~5分くらいゆでて、ざるに上げ、皮をつまむようにして中身を押しだす。
鍋に皮をはいだいもを入れ、かぶるくらいのだし汁と調味料を入れて煮る。沸騰したら弱火にして煮汁がなくなるまで煮て、ふり動かして照りをだす。
平たい器に取り、あおいで冷まし、香ばしく炒った白ごまの上をころばす。
器に盛り、千切りした柚子皮を散らす。





