
写真出典:「うちの郷土料理」(農林水産省)
歳とり膳/年取り膳/年越し料理(としとりぜん/としとりぜん/としこしりょうり) / 郷土料理(歳とり膳/年取り膳/年越し料理(としとりぜん/としとりぜん/としこしりょうり))
歳とり膳/年取り膳/年越し料理
大晦日の夜に高膳に盛られた豪華な料理を家族揃って食べ、お正月を迎える。その時に食べられるのが「歳とり膳」だ。歳神様に一年間の無病息災を感謝し、新たな歳神様をお迎えするため、お供えした膳と同じものをいただく。大晦日は夜半から翌未明まで起きて祝い、神社や寺院に参詣する。元旦の朝食には、雑煮がつくが、家事も炊事もなるべくおこなわず、前夜の残りを食べ、静かに年の初めを祝う風習である。現在でもこの風習を残す地域はある。 この風習は古いお正月の迎え方であり、旧暦を使用していた頃まで遡る。旧暦では日没後に一日がはじまるとされていたので、大晦日の夕方から元旦として新しい年をお祝いした。当時は生まれ年を1歳とする数え年で年齢を表したので、お正月を迎えることで、歳を一つ増やしていた。家族揃って一つ歳をとることを喜び、歳神様、新年を迎える正月料理として特別なものであったのは違いない。
材料
- 【煮しめ】乾燥ぜんまい50g
- 【煮しめ】干したけのこ30g
- 【煮しめ】干ししいたけ小10個
- 【煮しめ】早煮昆布50g
- 【煮しめ】厚揚げ5枚
- 【煮しめ】こんにゃく1と1/2枚
- 【煮しめ】里芋小10個
- 【煮しめ】煮干しだし5カップ
- 【煮しめ】砂糖大さじ5
- 【煮しめ】酒大さじ3
- 【煮しめ】醤油大さじ3と1/2
- 【うずら豆の煮豆】うずら豆500g
- 【うずら豆の煮豆】水適量
- 【うずら豆の煮豆】砂糖300g
- 【うずら豆の煮豆】塩少々
- 【白和え】こんにゃく2と1/2枚
- 【白和え】白菜1/4個
- 【白和え】人参1本
- 【白和え】豆腐2丁
- 【白和え】白ごま大さじ5
- 【白和え(調味料A)】砂糖小さじ2と1/2
- 【白和え(調味料A)】醤油大さじ1と1/2
- 【白和え(調味料B)】砂糖大さじ1と1/2
- 【白和え(調味料B)】塩小さじ1と1/2
- 【なます】大根500g
- 【なます】人参75g
- 【なます】塩小さじ1
- 【なます】酢じめのアジ2尾
- 【なます】ごま少々
- 【なます】松葉柚子少々
- 【なます(甘酢)】砂糖大さじ7
- 【なます(甘酢)】酢180ml
- 【なます(甘酢)】水75ml
- 【なます(甘酢)】塩小さじ1
- 【栗おこわ】もち米6カップ
- 【栗おこわ】栗250g(正味)
- 【栗おこわ】小豆1カップ
- 【栗おこわ】塩小さじ1
- 【栗おこわ】白ごま少々
- 【吸い物】やまのいも(粘りのあるもの)250g
- 【吸い物】木綿豆腐2/3丁
- 【吸い物】小麦粉適量
- 【吸い物】揚げ油適量
- 【吸い物】干ししいたけ(小)10個
- 【吸い物】みつば10本
- 【吸い物】松葉柚子10個
- 【吸い物】だし汁(煮干しだし)5カップ
- 【吸い物】薄口醤油大さじ3と1/2
- 【吸い物】塩小さじ2と1/2
- 【吸い物】酒大さじ2と1/2
- 【年取り塩イワシの焼き物】塩イワシ10匹
- 【年取り塩イワシの焼き物】柑橘類の輪切り10枚(1/2のもの)
※分量は元のレシピから自動計算した目安です。「少々」「適量」など数値のないものは変わりません。
作り方 全8工程
【煮しめ(下準備)】 (1)乾燥ぜんまいはや干したけのこは、下ゆでして、アクを抜いておく。 (2)干ししいたけはもどしておく。固い軸は切り落とす。 (3)昆布は2~3分水にもどして、長いまま10cm間隔位で結び目をつくってから切る。 (4)里芋は、面取りをしながら皮を剥いて、塩を振りかけてよく揉み、ぬめりを取り、水洗いをしておく。 (5)こんにゃくは薄切りにして、真ん中に切り目を入れ、手綱にする。
【煮しめ】 (1)大鍋にだし汁を入れ、しいたけ、結んだ昆布を入れて、昆布が軟らかくなるまで煮る。 (2)昆布を取り出して、ぜんまい、たけのこ、里芋、こんにゃくを入れ、軟らかくなるまで煮る。 (3)厚揚げを入れ、昆布をもどし、砂糖、酒、醤油、塩を入れて、落し蓋をして煮込む。すべてが軟らかくなったら、火を止め、そのまま3時間ぐらいおいて味を含ませる。 (4)1人前ずつ器に盛り付ける。
【うずら豆の煮豆】 (1)うずらは一晩水につける。 (2)うずら豆を一度沸騰させ、アクが出てきたら、湯を捨てる。 (3)新しい水を入れ、豆が柔らかくなるまで、アクを取りながら弱火で煮る。 (4)柔らかくなったら砂糖を数回に分けて入れ、最後に塩少々加える。
【白和え】 (1)こんにゃくは3cm長さの細切りにしてゆでて、調味料Aで下味をつけておく。 (2)白菜は1cm幅の短冊切り、人参は3cmの拍子切りにして、それぞれゆでておく。 (3)水切りした豆腐をすり鉢ですり、調味料Bで味をととのえる。 (4)3に1と2を混ぜ合わせ、器にもり、ごまをふる。
【なます】 (1)大根と人参は千切りにして塩を振り、しんなりしたら水分をよくしぼる。 (2)酢じめのアジも千切りにする。 (3)1と2を混ぜ、甘酢で和える。 (4)器に盛り、ごまをふり、松葉柚子をのせる。
【栗おこわ】 (1)栗は熱湯で1分ゆで、鬼皮と渋皮を剥いて、1/2の大きさにする。 (2)小豆はたっぷりの水で2~3分ゆで、一度湯を捨ててアクをぬく。鍋に小豆と小豆がかぶる位の水を入れ、沸騰したら弱火にして少し固めにゆであげる。小豆の煮汁をおたまですくって、できるだけ高いところから落とすを繰り返すと、鮮やかな煮汁になる。 (3)小豆とゆで汁に分けておく。(ゆで汁はもち米の6割程度の分量)ゆで汁のうち、1.5カップを取り分け、塩小さじ1/3を入れておく。ゆでた小豆と塩を入れたゆで汁はラップをして、冷蔵庫で保存しておく。 (4)冷ましたゆで汁にもち米を一晩漬け、十分に吸水させる。 (5)翌日、蒸し器を熱くしておく。 (6)水気を切ったもち米を、蒸し布(フキン)を敷いた蒸し段の上に広げて蓋をして強火で約20分蒸す。 (7)もち米を蒸し布(布巾)ごと取り出して、ボウルに移し、3の取り分けておいたゆで汁を回しかけて、再び蒸し段にもどす。上に栗、小豆を散らし、さらに強火で20分蒸す。 (8)蒸し器から蒸し布(フキン)ごと取り出して飯器にあけ冷ます。器に盛り、ゴマ塩(白ごま)をふる。
【吸い物】 (1)やまのいもは皮を剥いてすりおろして、水きりして潰した豆腐と混ぜ合わせる。緩い時は小麦粉を加えて調整する。(ぼたっとするぐらいの固さ) (2)スプーンですくって油に入れ、表面が色づくまで揚げる。 (3)もどした干ししいたけをだし汁に入れて火にかけ、薄口醤油、塩、酒で味を調える。 (4)椀に2のやまいもの団子、しいたけを入れて汁を張り、ゆでた三つ葉と松葉柚子を添える。
【年取り塩イワシの焼き物】 (1)塩イワシはグリルなどで焼く。尾は焦げやすいので注意する。 (2)さわらの葉を敷いた上に盛り付け、柑橘類の輪切りを添える。





